やっぱり蚊は怖い。日本の東京や埼玉でもデング熱の患者が確認。




海外の熱帯や亜熱帯を中心に猛威を揮っているデング熱であるが、日本でも東京都と埼玉県に新たに2人の感染者が確認され、現時点でデング熱患者数は、合計で3人となった。この3人は全員海外渡航歴はないものの、同じ都内の学校に通う生徒同士であり、東京都渋谷区にある代々木公園でダンスの練習中に蚊に刺されて感染した疑いがあるとのこと。

デング熱は人から人へ感染することはなく、デング熱を媒介した蚊に刺されることによってはじめて人へ感染する。デング熱の怖いところは、日本にはいないデング熱の主たる媒介蚊であるネッタイシマカだけでなく、青森県以南であれば日本のどこにでもいる、ヒトスジシマカも媒介蚊になりうるということだ。

厚生労働省が発表しているところによると、デング熱は、日本人旅行者などが海外で感染し、帰国後にデング熱が発覚するケースは年間200件ほど報告されている。しかし、今回のように、日本の蚊に刺された疑いで発症したケースは、70年近くぶりの感染確認になる。

日本でデングウイルスが流行するシンプルなケースは、以下が考えられるだろう。

1.日本人旅行者または、外国人観光客が来日(帰国)する。

2.来日者は海外で蚊に刺されたことで、デングウイルスに感染していた。

3.デング熱は潜伏期間が2~15日(多くは3~7日)があるので、自覚症状が無いまま入国する。また、ウイルスに感染していてもデング熱が発症しないケースは多いで本人は気づかない。

4.来日者が日本のどこかでヒトスジシマカに刺される。

5.ヒトスジシマカにデングウイルスに感染する。(この時点で、1匹の蚊と1人の人間がデングウイルスに感染)

6.デングウイルスに感染したヒトスジシマカが健全な人間を刺す。(この時点で、1匹の蚊と2人の人間がデングウイルスに感染)

7.健全なヒトスジシマカがウイルスに感染した人間を刺す。(この時点で、2匹の蚊と2人の人間がデングウイルスに感染)

8.このようにして、感染した人間と蚊が増えていく。

しかし、感染した蚊に刺されても、デングウイルスに感染するケースは低く、また、ヒトスジシマカの行動範囲は50~100メートル程度、かつ、卵を介して世代を超えてウイルスを伝えることはできないので、初期の感染経路はごく小さいエリアに限られる。そのため、この段階でデングウイルスの発生場所捉えて、上手く撃退すれば、デング熱の流行を食い止められる。今回のケースでは、代々木公園を立ち入り禁止にして、薬剤を散布して蚊の駆除を行っている。

そのように考えると、感染した3人は1匹の同じ蚊に刺されたケースが考えられるし、既に複数の媒介蚊が存在していた可能性もある。怖いのは、同日ダンスレッスンを30人ほどで一緒にしていたが他の人は発症していないように、感染していても発症しない人間が帰宅して、日本の様々な場所にウイルスを持ち帰ってしまっている可能性があることだ。それぞれの人が、別の場所で健全な蚊に刺されることにより、その蚊がデングウイルスに感染し、エリアが飛び火するように広がってしまう。また、最初に日本にウイルスを持ってきた人も別にいるということを忘れてはいけない。おそらくこの人は発症していないのだろう。

少し前に、マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツが公開したインフォグラフィックを覚えているだろうか、人間を死に至らしめる動物のトップは圧倒的に「蚊」なのだ。それは人間が人間を殺す数よりも圧倒的に多い。

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蚊は怖いのだ。

デング熱の症状は?

発熱、頭痛、筋肉 痛や皮膚の発疹などが主な症状。潜伏期間は2~15日(多くは3~7日)

感染経路は?

テングウイルスに感染した患者を蚊が吸血することにより、蚊が媒介主
人から人への直接感染はない。また、デング熱に有効なワクチンはないため、アスピリンの投与や輸液などの対症療法が治療方法となる。

参考:厚生労働省gizmode


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