なんなんすかこれ?FIFAがオフサイドのルールを変更したようです。




FIFA(国際サッカー連盟)が、今月2013年7月からオフサイドのルールを一部変更することを発表。日本では、7月6日のJリーグの試合から適応されることになった。

先日のコンフェデレーションズカップの日本対メキシコ戦では、開始早々の岡崎慎司選手のプレーがオフサイド判定で取り消され、結局メキシコに先制点を許してそのまま敗退してしまったが、ネット上ではあれはオフサイドではなかったとの声が多くあったし、実際にリプレイを見ても、微妙な判定(いやオンサイド)と言いたくなります。

あのタイミングで日本代表が先制点を取れていれば、試合がガラッと変わった可能性もあった、という「たられば」は言いたくありませんが、オフサイドの重要性はいくら言っても言い足りることはありません。

同じような重要性を持つ判定として、ゴール判定があります。こちらの方は昨年の「FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2012」において、ゴールラインテクノロジーというシステム的にゴールをジャッジする仕組みが試験的に導入されています。

判定の難しさで言ったらゴール判定よりも、オフサイド判定の方が審判にとっては難しいでしょう。なぜなら、オフサイドラインは、ゴールラインのように物理的に引かれた線ではなく、選手の位置によってラインの位置が変わったり、場合によってはラインが消えたりするからです。(マイナス方向のパスの場合など)

それだけオフサイドは、選手にとっても、審判にとっても、あるいは、見ている観客にとっても難しい問題です。

■オフサイドってなんなの?
簡単に言うと「待ち伏せ」作戦防止のためにあるルールです。
味方の選手にパスをする際、ゴールそばにいる味方にパスが通る、あるいはパスを受けようとする動きをした場合、オフサイドの基準を満たした位置に味方選手にがいた場合はオフサイドになり、そのパスは無効になります。

その基準となる位置(線)をオフサイドラインと言ったりします。

■オフサイドラインってなんなの?
オフサイドラインは、ゴールラインから二人目の守備選手が基準になります。たいていの場合、ゴールキーパーが一番後ろにいる場合が多いので、ディフェンダーなどのフィールドプレイヤーの一番後ろの選手がオフサイドラインの基準になります。

ゴールキーパーが前に出ていた場合、フィールドプレイヤーの後ろから2人目の位置がオフサイドラインになります。

■どう変更されるの?
変更というよりは、あいまいだった基準の明確化と言えそうです。

具体的には「守る選手が意図的に行ったバックパスやクリアボールを、オフサイドの位置にいた選手が奪った場合」はオフサイドにならないと明確化しました。

一方、「シュートをゴールキーパーがはじいたり、守りの選手に当たったりして、オフサイドの位置にいた選手にボールが渡った場合」は今まで通り、オフサイドになります。

こういうケースに近いプレーは、AFCアジアカップ2011の「日本vsシリア」。松木安太郎さんの伝説の実況「なんなんすかこれ」が生まれた試合でしょう。

日本の今野選手の最後のゴールキーパーへのパスが、意図的なバックパスと判断されれば、今までのルールではオフサイドにする審判もいたでしょう。しかし、今回変更された新ルールの基では、明確にオフサイドにならなくなります。

また、今野選手の最後のパスは、意図的なものではなく、偶然足に当たったパスと判断する人もいるでしょう。この場合は、これまでも、これからもオフサイドにはならずに、シリア選手はそのままプレーを継続できることになります。

いまさら、なんなんすか。


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