iPhone女子のイメージ強し?女子高生のスマホの9割近くの所有率がiPhone。




スマートフォン・タブレット・携帯電話などインターネットに関する市場調査や消費者動向を行っているMMD研究所が、スマートフォン端末のシェアに関して興味深いデータを発表した。スマートフォンを所有する15歳~49歳の女性を対象にした調査結果によると、女性のiPhoneとAndroidの割合は、以下の通りだった。

種別 端末OS 所有率
女子高生 iPhone 84.8%
女子大生 iPhone 79.6%
独身女子 iPhone 69.9%
既婚女子 iPhone 62.9%
女子高生 Android 14.6%
女子大生 Android 19.9%
独身女子 Android 29.1%
既婚女子 Android 35.1%

以下のグラフは、3大キャリアと格安スマホ(MVNO)を分けて表示しているもの。

非常に特徴的なデータが示されている。iPhoneの場合、年代が若いほど所有率が高く、女性高生にいたっては84.8%とほとんどがiPhoneユーザーで、9割に届きそうなくらいの所有率になっている。一方のAndroidの場合は対照的に、女子高生の所有率は少なく、既婚女性が最も高くなっている。

iOS、Androidという2大スマホOSが君臨する中で、一方だけがほぼ占有するような状況は本当にあり得るのだろうか?しかし、1年半前に行われた、まったく違うアンケートでも同じような結果になっていて、こちらのデータでも女子高生の82%がiPhoneを利用しており、さらには残りの18%のAndroidユーザーも、本当はiPhoneを持ちたいのだが、家庭の事情などによりAndroidを使用しているという実態のようだ。

ここまで顕著に女子高生にとってiPhoneユーザーが多い理由ななんなのだろうか?理由の1つは、「iPhone女子」という単語の持つイメージにあるのではないかと思われる。

「iPhone女子」から連想される女子高生ロジック・・・知的、かわいい、流行にのっている。スタバのコーヒー片手にiPhoneをもう一方に持っている私、出来る女。

「Android女子」から連想される女子高生ロジック・・・オタク、メガネかけてる。缶コーヒー片手にAndroidを持っている私、田舎くさい女。

女子高生のように、同世代の人たちと一緒にいる時間が長いと、自分の持っているスマホが、友達にどのように評価されているか他人の目を気にするために、仲間内で評価の高いiPhoneを持つようになっているのではと思われる。おそらく、iPhoneなら周りから浮かないし恥ずかしくないから、iPhoneにしておくという、女子グループの持つ独特の世界観がiPhoneユーザーの割合を押し上げているように想像している。もしそうだとすると、Androidは女子高生の領域に入り込むのは至難の業になる。なぜなら、価格でも機能でもなく、イメージが購入理由になっているからだ。

しかし、本当にここまで女子高生のスマートフォンはiPhone一辺倒なのだろうか?実はまだ疑っているのだが、確認のために、街に出たら積極的に女子高生を観察してみようと思う。もちろん観察するのは顔ではなく、端末の方のつもりだ。


この記事が気に入ったら
いいね!してね

最新情報をお届けします!

この記事が気に入ったら
いいね!してね

最新情報をお届けします!