ブラジルW杯の公式球brazucaにカメラを入れた「brazucam」がすごい




brazucam

全天球カメラという発想は面白いなと思ってました。

人が集まったら写真を撮るという需要は、SNSなどのサービスもあってうなぎ上りですが、単に写真を撮るというだけに留まらず、frontbackやvineに見られるように、その場の臨場感や空気感をどのように切り取って写真で表現するかが、求められるフェーズになっています。

例えばこちらのブログでは、全天球カメラを利用して集合写真を上手く切り取っています。

写真としては魚眼レンズのように写るので、被写体一つをターゲットにするには向きませんが、集合写真としては、その瞬間の人の立ち位置までも把握できる全天球カメラは、面白い写真を撮ることができます。

また、こちらの全天球カメラPanonoは、ボール型の物体にカメラを36個付けたアイテムで、360°×360°を一瞬にして捕らえ、その場の空間全体を写真に収めることができます。

カメラの付いた公式球「brazucam」

ボールカメラという組み合わせから思いつくのは、サッカーボールの試合球にカメラをしのばせるという発想です。

例えばそのようなサッカーボールがあれば、選手の胸トラップの瞬間や、シュートを打つインパクトの瞬間、あるいは、ゴールへとどんどん近づく映像が撮れて、すばらしいコンテンツになるだろうなと、思っていました。

しかし次の瞬間に思うのは、無回転シュートなんかは面白いかもしれないけど、ボールはたいてい回転するから、映像を見ている方からしたらボール酔いするだろうし、酷い映像の方が多いだろうから、製品化は厳しいかと。

そんなことを思っていたら、今度のサッカーブラジルワールドカップの公式球に使われるBrazuca(ブラズーカ)に6個のHDカメラを備えた「brazucam」というボールがアディダスにより開発されたというのです。

こちらのbrazucamを紹介したYouTube動画は、brazucamを利用して撮られたサッカーのシーンが納められています。気になっていた回転しながら撮影される映像は、たしかにチカチカはするものの、これはこれでサッカーの臨場感が伝わってきて、面白いのではないだろうか?

もし本当にこのボールがW杯の試合に利用されれば、また違った視点でのワールドカップを見せてくれるに違いない。


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