FIFAクラブワールドカップはこう見ろ!サッカーとテクノロジーの融合




髪が伸びるのが早い気がする。
爪も伸びるのも早い気がする。

そうではない。時間が過ぎるのが早いんだ。

先日、12月6日から一つの世界的イベントが始まった。
いや、始まっていた。僕は当日まで気が付かなかった。
このイベントが今日から始まることを。

それくらい、時間が過ぎるのが早いんだ。

そのイベントの名は、
「TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2012」

去年はメッシがすぐそこにいたんだぜ

気が付いたら既に当日になっていたこの大会なんだけど、すごい大会なんだ!

だって、去年はあの世界最高プレイヤーである、メッシが距離にしたら10キロメートルくらいのところにまで来ていたんだから。

今年の欧州代表はといえば、フェルナンド・トーレスらが所属するチェルシー。

日本からは、Jリーグ王者の「サンフレッチェ広島」が出場し、オセアニア地区代表の「オークランドシティ」と開幕戦を戦った。

そして、その開幕戦を皮切りに、12月16日の決勝まで全8試合が繰り広げられる。

大会スケジュール

12月6日(木)19:00~21:44【M1 開幕戦】サンフレッチェ広島 vs オークランドシティ
12月9日(日)15:30~18:00【M2 準々決勝】蔚山(韓国) vs モンテレイ
12月9日(日)19:00~21:29【M3 準々決勝】M1の勝者 vs アルアハリ
12月12日(水)16:00~18:50【M4 5位決定戦】M3の敗者 vs M2の敗者
12月12日(水)19:00~21:29【M5 準決勝】M3の勝者 vs コリンチャンス
12月13日(木)19:00~21:29【M6 準決勝】M2の勝者 vs チェルシー
12月16日(日)16:00~18:50【M7 3位決定戦】M5の敗者 vs M6の敗者
12月16日(日)19:00~21:44【M8 決勝】M5の勝者 vs M6の勝者

全ての試合を楽しんでもらいたいのと同時に、今大会はあることにも意識して楽しんでほしい。

それは、サッカーとテクノロジーの融合だ。

サッカーと融合するゴールラインテクノロジー

今回のFIFAクラブワールドカップでは、FIFA公認の試合では初めて、ゴールラインテクノロジーが導入される。

ゴールラインテクノロジーとは、ボールがゴールに入ったかどうかを機械で判定するシステムのこと。

これまでのサッカーのゴールのジャッジは、審判の人による判定で行われてきた。

そのため、後からVTRで見直すと、ゴールラインを割っていないのにゴールと認められたり、ゴールラインを超えたのにもかかわらず、ゴール判定にならずに幻のゴールになったりし、試合の後に、物議をかもしだすようなことが、これまで何度もあった。

2010年の南アフリカW杯後、ゴールをシステム的に判定する仕組みの導入が叫ばれていた。

その後、2011年2月7日~2月13日にスイス・チューリッヒの研究機関で試験した10社の技術のうち2社の技術が、今大会のゴールラインテクノロジーとして採用されることに決まった。

Hawk-Eye(ホークアイ)

一つ目は、豊田スタジアムで採用される「Hawk-Eye(ホークアイ)」

これは、ソニーが2011年3月7日に買収したイギリスのホーク・アイ・イノベーションズ社のシステム。

両ゴール付近に設置した、6台から8台のハイスピードカメラが、それぞれ違う角度からボールの正確な位置を撮影し、映像ソフトウェアが瞬時に解析、正確な位置を三次元で割り出し、ボールがゴールラインを通過すると審判の腕時計に暗号化された信号が送られる仕組みだ。

GoalRef(ゴールレフ)

二つ目は、横浜国際総合競技場で採用される「GoalRef(ゴールレフ)」

デンマークとドイツの合弁会社の「ゴールレフ(GoalRef)」システムだ。

マイクロチップを埋め込んだボールを使用し、ゴール周辺の磁場の変化からボールの動きを感知し、ボールがゴールラインを完全に越えたとき、ボール内部に埋め込まれたコイルと、ゴールの枠内に発生させた磁場が反応し、ゴールの判定結果が電波によって審判の持つ時計に通達される仕組みだ。

どちらのテクノロジーも、ゴール後、1秒以内に審判にゴール判定の通達される。

先日のサンフレッチェの開幕戦で使用されたのは、ゴールレフということになるけど、テレビ映像を見ている分には、何の違和感も抱かなかった。

しかし、裏側では、進歩したテクノロジーが採用されていたようだ。

サッカーと融合するWEBテクノロジー

サッカーと融合するのは、なにもゴールラインだけではない。
WEBテクノロジーも忘れてはならない。

テレビとWEBの融合という観点から見ると、いくつものサービスがあるけど、今日は、サッカーに、特に、このFIFAクラブワールドカップに適したサービスを2つ紹介しようと思う。

熱狂ファンタジスタ

試合を見ながら、スマートフォン上に現れるボタンを連打するとプレゼントが貰えるという企画だ。

これは、日テレとTOYOTAの企画だけに、プレゼントも豪華で、A賞はTOYOTAのプリウスがもらえる。
それ以外にも、みんなの応援状況が分かったりするので、視覚的にも面白そうだ。

熱狂ファンタジスタ | TOYOTAプレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2012|日本テレビ

VAMOS VIEWING(バモス・ビューイング)

これは、昨年のFIFAクラブワールドカップ時にも紹介されていたアプリで、試合観戦中にどちらのチームの応援が盛り上がっているかを視覚化するというもの。

スマートフォンには加速度センサーが入っているので、このアプリが入ったスマホを振って応援すると、そのデータがアプリを通じてサーバーに飛び、みんなの応援データが視覚化される。

例えば、家で一人で観戦していたとしても場合、みんなと応援しているという気分が味わえるわけだ。

Sony | VAMOS TOP

スマホを”振って”応援する新しいサッカー観戦 — ソニーがパブリックビューイングイベントを開催 – インターネットコム

まとめ

今回の判定テクノロジーが導入されるのは、ゴールラインだけになる。

そのため、ミス判定により、タッチラインを割っていないのにもかかわらずスローインになり、そのスローインからゴールに繋がったとしても、それは、ゴールとなる。

これは、基点となるミス判定がなければ、ゴールに繋がらなかったかもしれない。

しかし、全ラインにテクノロジーが導入されることはなかった。

それは、サッカーは人がするものであり、サッカーを見て感動するのも人であり、その試合をうまくさばき、一つのストーリにするのもまた、審判という人であるべきだからだと思う。

テクノロジーで置き換えたらいいもの。

テクノロジーで置き換えたらダメなもの。

その両方がこの世にはあるのだろう。

いい感じ!


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