googleトレンドは、ネット利用者に情弱が多いということを教えてくれるツールです。




グーグルが提供してくれる「googleトレンド」は、世界各国の今、最も検索されているキーワードをランキング形式で確認することができる機能だ。ユーザーとしては現在の流行を知ることができ、サービスを供給したい企業は、今の需要を知ることができるツールとして活用できる。

そんなgoogleトレンドにタイル形式のUIが登場しているということで確認してみたが、カラフルな色とキーワードが目まぐるしく変化するタイルスタイルは近未来的な感じがする。しかし、あまりのチカチカさに、しばらく見ているとすぐにお腹いっぱいになってしまった。タイルの数は左上の設定から変更することができる。

google-trends-visualize
via : http://www.google.com/trends/hottrends/visualize?pn=p4

2014年7月16日現在、日本では、以下のようなキーワードがよく検索されているようだ。

・W杯関連(ドイツ、ゲッツェ、ノイアー、メッシ、アルゼンチン)
・トト&ソティス
・香里奈
・USJ
・HIRO
・ノイアー
・桜庭一樹
・寄生獣
・おかもとまり
・ろくでなし子
・氷室京介

終了して数日経つが、キーワードの数としてはやはりW杯関連のワードが目立った。決勝で戦った「ドイツ」「アルゼンチン」というワードや疑問のMVPを獲得した「メッシ」や、それに対比されるように本当のMVPと言われた「ノイアー」、当たり千金の決勝ゴールで優勝を決めて、美人の彼女とのキスも話題になった「ゲッツェ」などが並んだ。

「トト&ソティス」は新しく始まったスマホゲーム・パズドラの期間限定のダンジョン。やはりパズドラネタの検索ワード市場はボリュームがとんでもない。また「スマブラ」は大乱闘スマッシュブラザーズの略のようだが、登場キャラクターの最新情報が公開されたために検索需要が急増したようだ。

また芸能ネタは鉄板のようで、「香里奈」「桜庭一樹」「おかもとまり」「氷室京介」はそれぞれスキャンダル、離婚、交際、活動休止ネタがきっかけで人気ワードになっている。「HERO」は、13年ぶりに復活したキムタクが主役のドラマで、直近のドラマとしてはダントツの視聴率を獲得しているとのこと。実写映画「寄生獣」は追加キャストが発表されたことにより、連動して検索数も増加している。

時事ネタとしては、「USJ」が乗り物が停止するトラブルでランクイン。「ろくでなし子」は女性器の3Dデータを公開したことで、そのインパクトの強さから検索数が増加しているようだ。

やはり、芸能ネタ、テレビネタ、人気ゲームネタ、テレビ始動の時事ネタ強しといったところだったのだが、このデータの中にヤフーの検索結果が反映されているか不明。日本では、Yahooはgoogleの検索エンジンを使っていて、一般的にヤフーの検索結果の方が情弱色のキーワードが多くなる傾向にある。

これらのデータは、かなり偏ったワードで構成されてしまうため、情報収集目的でgoogleトレンドを利用するのはかなり無理があるように思われた。しかし、同時にインターネットは、GoogleやFacebookなど、プログラミング技術と統計学や心理学・社会行動学などを駆使した企業が情弱を釣るためのツールなのだということを認識させてくれるツールがgoogleトレンドだった。


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