鎌倉を盛り上げよう。地域限定クラウドファンディング「iikuni」がいい。




クラウドファンディングと言えばどのようなことを連想するでしょうか?

wikipediaの言葉を借りれば、

不特定多数の人が、通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うこと。

クラウドファンディングは防災や市民ジャーナリズム、ファンによるアーティストの支援、政治運動、ベンチャー企業への出資、映画、フリーソフトウェアの開発、発明品の開発、科学研究、個人・事業会社・プロジェクトへの貸付など、幅広い分野への出資に活用されている。

クラウドファンディングは多くの投資家から株式を募集することによる企業の資金調達の手法としても注目されている。

とあり、なかなか仰々しい言葉が並びます。

世界的に有名なクラウドファンディングサービスと言えば「Kickstarter」を思い出しますが、ここで募集されている資金調達の目的は、

スマートフォンと連動して食習慣を改善してくれる便利なフォーク
書いた線がそのまま電子回路になるボールペン
水力発電で携帯電話を充電する装置

といったような、テクノロジーを用いて世の中にイノベーションを生み出すプロジェクトを持ったスタートアップと、そのスタートアップを資金面で後押しする支援者や投資家といった構図が目立ちます。

しかしそのようなエンジェルや投資家といった、資金面が豊かな人達だけが支援者の対象ではありません。

日本だと「CAMPFIRE」というサービスが有名ですが、運営会社のハイパーインターネッツの取締役 家入一真氏の言葉を借りると、クラウドファンディングとはドラゴンボールに出てくるような「元気玉」です。

プロジェクトに賛同してくれる人みんなが支援者。まさに元気玉。

例えば、お金に余裕のない若い人が、クラウドファンディングを利用して世界一周旅行や、日本一周温泉巡りに出るために資金を募り、見事に目標金額を達成し、旅行に出かけました。

そして、そのような旅で得た知識や経験などは、書籍やWEBサービスなどの媒体を通じて体験談としてレポートされることで、世の中に還元され、同じような旅行を経験したい人達の道しるべとして生かされます。

これから有望
「地域限定クラウドファンディング」

このようにクラウドファンディングとは、興味を持ってくれる人全員が支援者です。

iikuni

ここで、たまたま発見した鎌倉に拠点を構えるWEB制作会社「村式」さんが開発する町クラウドファンディングという発想が面白かったので紹介したいと思います。(本社が鎌倉の古民家というのも面白いw)

町クラウドファンディングとは「自分の大好きな場所を、自分たちの力で盛り上げるために資金や共感・仲間を集めることができるプラットフォーム」のことです。

・街を盛り上げるためのアイデアが集まる場所。
・それに共感する人達が集まる場所。
・そして、プラットフォームを通じで町が少しずつ良くなる。

そんな環境を提供してくれるのが町クラウドファンディングで、地域の対象を鎌倉にしたサービスが、鎌倉限定クラウドファンディング「iikuni」です。

例えば、iikuniでは以下のようなプロジェクトが資金を募っています。

あなたの名前を鎌倉の地に刻む「かまくら想い」プロジェクト

kamakura-omoi
このプロジェクトは、観光地である鎌倉に遊びに来た人やもちろん地元の人も含めて、よりわかり易くて楽しく市内を観光してもらおうと、観光ルート板を街に設置することを目的としています。

寄付を支援した方の名前を新設するルート板の下に設置するネームプレートに刻むという形で支援者に還元されます。

このプロジェクトは目標金額が100万円でしたが、既に支援がその金額を達成しプロジェクトは成功したようです。(もう少し早く知っていれば)

資金を募っているのは鎌倉市観光商工課で、町自体がiikuniプラットフォームを活用して鎌倉を盛り上げていこうという気持ちが伝わってきます。

「オリジナルステッカー」プロジェクト

kamakura-stecker

このプロジェクトは、鎌倉オリジナルステッカーを作成することで、そのステッカーを通じて鎌倉らしさを発信し、街を盛り上げていこうというプロジェクトです。

ご存知のように鎌倉には多くの名物、名品、名所があります。既に有名なものもあれば、もっと認知されてもいいような、あなたの知らない鎌倉もまだまだ存在しているでしょう。

このプロジェクトでは、そのような素晴らしいスポットをステッカーを通じて認知&シェアして、盛り上げていこうというプロジェクトです。

寄付を支援した方にはステッカーが配布されるとのことなので、自分の思う形でステッカーを共有できるようになるでしょう。

こちらは現在進行形で資金を募集しています。

このようにiikuniでは、サイト上でプロジェクトの目的や、支援することによる地域や支援者へどのような形で貢献できるのかを表明し7日~60日の間で資金を募ります。支援金が目標金額に達すれば、その金額の85%がプロジェクトの実行者に支払われます。残り15%は運営手数料になります。

iikuni(いいくに)−鎌倉をよくするアイデア支援!鎌倉市限定クラウドファンディング

Techメディア「THE STARTUP」の記事にグサッっとくる言葉が書いてあります。この言葉はWEBメディアを運営する人たちにとって、金言になるでしょう。

新聞の地方紙の強み=ローカルニュース/自分ごとが多数掲載

また、この記事に紹介されているように、ホリエモンこと堀江貴文氏は以下のように言っています。

僕はいちばん有力なのは地方紙だと思っています。地方紙って、ソーシャルメディア的なところがありますよ。
コミュニティー意識が根強い地域に住む人たちの多くにとって地元紙は最も重要な財産です。

平たく言うと

自分ごとのコンテンツにはみんな興味がある

ということです。

ポイントは自分ごと

マーケティングの世界では、しばしば以下のようなことが言われたりします。

「物を売るんじゃない。物を通じた物語を売るんだ。」

と。

TOKIOが演じるクロネコヤマトのCMで使われているキャッチフレーズは、
「場所に届けるんじゃない。人に届けるんだ。」
です。ここでもサービスの対象に人を強調しています。

学生の頃、みんなが一度は見たであろう、進研ゼミから届く教材を紹介した冊子では、問題そのものよりも、漫画を通じた物語を強調しています。

漫画を通して進研ゼミが読者に訴えることは、問題を正解する自分やテストで100点をとる自分ではなく、勉強ができるようになったことで身の回りの生活環境が改善し、なぜかスポーツもできるようになり、女の子にもモテるようになるという物語です。この鉄板の流れに子供たちの心はワクワクします。

これらの話に共通することは、
「強調しているのは商品やサービスの説明ではなく、その商品を通じて自分の生活がどのように改善されるのか?」
ということで、商品をコンテンツを通じて、いかに自分ごとに引き込めるかがポイントです。

そして、そんな自分ごとが詰まっているのが地域。

ITと地域って2014年のテーマのような気がします。

以上、鎌倉大好きトディー(@yusuketoda)がお送りしました。


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