Yahooの3.11東日本大震災支援プロジェクトがすごい!




2011年の3月11日に起きた、東日本大震災の復興を支援するために、ヤフーが震災関連のいくつものプロジェクトをサイト内で公開しています。

3年間の検索データを可視化した「ビジュアライザ」

まず、「あの日からの3年を、検索ワードでふり返る。」と題された、ビジュアライザがとんでもなくすごい。

このビジュアライザは、震災後の2011年3月11日から2014年1月29日までに検索された、震災関連のキーワードを可視化したもので、キーワードの検索数を文字の大小で、また検索日時をタイムラインで表現しています。

サイトを開くと、1時間あたり体感5秒くらいのペースで検索ワードが目に飛び込んできます。タイムラインの視点は、3月11日午前、まだ東日本大震災が発生する少し前から始まります。

▼震災前。検索数も、検索ワードもまだ落ち着いていた。
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▼震災後すぐ。自身速報を求めた膨大な量の検索が行われた。
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▼その日の夜。帰宅者が交通情報を調べ、メルトダウンが噂され始めた。
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▼翌日、仙台市など三陸地方の安否が心配事になった。
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▼原発に異変が見つかり始める。
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▼輸番停電の計画が出始める。
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▼計画停電が現実のものに。
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▼時間は流れ、2014年1月。検索されるワードは落ち着きを取り戻したように見える。
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動画は、1時間を約5秒くらいで表示していくので、それで計算すると1日を120秒、1年を43800秒で表示します。時間に直すと約12時間のデータの可視化です。

時間が経過すると共に東日本大震災に関する検索は少なくなっていきます。それは一見、平和を取り戻したかのように見えますが、Yahooがプロジェクトを通じて伝えたいのは、そうではなく、現在進行形で復興は続いているということです。

▼120秒にまとめたYouTube動画もあわせて公開されています。

Yahoo! JAPANのトップページで復興支援特集

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次にすごいのは、ヤフーのトップページ。

ヤフーのトップページでは背景に東日本の地図が描かれおり、「つながろう、明日も」と書かれたロゴが目立ちます。ロゴをクリックすると、復興を目指して行動してきた人たちの震災からの歩みと、これからを見る事ができます。

復興の現在を知ってもらい、つながって欲しいという想いが込められた内容です。

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検索による寄付活動

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ヤフーが「3.11、検索は応援になる。」をキャッチコピーとして、寄付プロジェクトを実施しています。

このプロジェクトでは、ヤフーで「3.11」というワードで検索すると、1人につき10円を検索したユーザーに代わってヤフーが寄付するというもので、被災した岩手、宮城、福島の支援活動を行う東日本大震災復興支援財団へ寄付されるとのことです。

ヤフーだからできること

ユーザーの行動単位としての「検索」。そしてそれを「あの時を忘れない」という想いにつなげること。これはYahooという巨大メディアだから実現できることです。

「亡くなった人を忘れない。そして、今生きている人が貢献する。」

というメッセージなのだと思います。


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