googleの著者情報の写真が削除される事象を確認
google検索上に表示される著者情報について、著者のアイコン写真の削除が始まっているようです。
事象は、写真のみが削除され、著者名やgoogle+上のフォロワー数はいままでどおり表示されます。
この事象に気づいたのは12月半ばあたりで、新しく投稿した記事に著者写真が入っていなかったことに違和感を持ち、その後、時間が経過するにつれ、既存の記事の著者写真も削除されていることで気がつきました。
googleのバグか、いつものように何か新しい試みかと思っていましたが、海外SEO情報ブログさんの記事を読んで理由を把握しました。
Googleは、著者情報の写真を検索結果に表示する割合を減らす措置を実施しました。GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏が認めたことをSearch Engine Landが報じています。
著者情報の表示に対しては質も見るように基準を厳しくするので、結果として15%ほど減少するだろう。
著者情報の写真の削除については、2013年10月の時点で既に言及されていたようです。
ハイクオリティな著者を見せたいと考えていて、条件を厳しくする。15%くらい減るかもしれない。
単に著者情報用にマークアップしただけではダメで、クオリティも見るようにする。
ここでまだはっきりしていないのは、質が高くないコンテンツの著者情報の表示について、
「著者情報自体を削除するのか」
あるいは、
「著者写真のみ削除するのか」
ということです。
マット・カッツ氏の発言では、どちらの意味ともとれるのですが、現時点では感覚的に写真のみの方が採用されていると言えそうです。
ざっくり確認した感じだと、
表示されている
・アクセスが多くあり、SNSでよく拡散されている記事は表示される。
・サイトトップ自体も表示される。
・俗にアルファブロガーと呼ばれている人の記事は、中身が薄いものでも表示される。
削除されている
・特定の単一ワードで1ページ目の上位に表示されている記事であっても、内容が薄い記事は削除されている。
・時事ネタの回転数の多い月間100万PVの某ブログは、削除されている記事が多い。
※全体的に、15%よりももっと削除されている感じ
コンテンツそのものだけの評価ではなく、ドメイン自体のオーソリティに対するバイアスがかなりかかっている気がします。
グーグルがこのような対応に至っている経緯には、以下のような背景があるようです。
今年10月のPubConでMatt Cutts氏は発言していました。
理由は確か、顔写真が多すぎて目障りに感じるというユーザーからのフィードバックがあったからだと記憶しています。いずれにしても、著者情報の消滅が始まったということです。
今後は15%という数字はさらに拡大し、著者情報の写真は良質な記事への指針となり、それ以外は非表示の方向に動いていく気がします。なお、著者情報の表示は、「現時点では」という条件付きで、SEOの順位表示に寄与しないことを明言しているようです。
Google Authorship (著者情報)、現状は検索順位に影響せず
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