大相撲がUstreamで全世界に向けて有料配信を開始




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日本の国技である相撲。その大相撲の全取り組みをインターネット動画配信サービス「Ustream」で全世界に向けてネット配信することを発表した。

視聴には日本相撲協会公式Ustreamチャンネルが発売するチケットコードが必要で、1場所15日間閲覧可能なチケットは120ドル、1日チケットが10ドルで、千秋楽は表彰式などもあるためか1日チケットが15ドルになっている。

動画は序ノ口から幕内までの全取組と弓取り式までを含めた内容だということで相撲ファンにはありがたいかもしれないが、日本円で1日チケットが1000円以上(1/15時点で1米ドル104円)、シーズンチケットが1万5千円以上というのは、両国国技館に生を見に行っても同日自由席券が2,100円であることを考えると、相撲を見たくても見れない人の足元を見た値付けになっていると言わざるを得ない。

配信日時は2014年1月12日~1月26日までで、今のところ大相撲一月場所に限定した有料サービスのようで、以降の場所については言及されていない。インターネット放送だから閲覧してくれるユーザーの対象は、外国の相撲ファンか、海外に移住している日本人になるのでしょうが、彼らの課金ポテンシャルを今回のUstream放送で判断するという実験的を要素も含んでいると思われる。

ちなみに海外からの大相撲の閲覧は、NHKが行っている「NHKワールド プレミアム」で世界中の約100の国と地域で見ることができるので、日本人の立場からすると、Usreamで放送する意味があまり感じられない。

Ustreamとは

2007年にアメリカで誕生したインターネット通信を利用した動画配信サービス。ブロードキャスト通信を利用した動画のリアル配信やアーカイブ配信が可能なサービス。


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