春の紫外線は強い!スマートフォンとウェアラブルで対策しよう
新年度が始まり少しずつ空気が温かくなってきました。街を歩く人々の服装が軽くなっていくのが見て取れる今日この頃ですが、それと同時に増えていくのが紫外線の量です。
春は紫外線が多い
夏本番までにはまだ数ヶ月ありますが、よく5月が一番紫外線が強いと言われるように、外の気温と紫外線の量は比例しません。春の日差しにも多くの紫外線が含まれるのです。
一年の中で、太陽の位置が最も高くなるのは6月21日前後の夏至の頃です。この時期は地上と太陽の距離が近くなるため、紫外線量が最も強くなります。
もっとも日本には梅雨があり大気中の雲などが紫外線を和らげてくれます。また紫外線を防いでくれるオゾン量が季節により変化があるため、地上に降り注ぐ紫外線量は結果として、5月や8月が強くなります。
北回帰線である北緯23度26分の台湾やエジプトからは、夏至の時期の正午の時間帯には、太陽が90度の位置に見えます。
夏至にはちょっと早いですが、ゴールデンウィークに台北旅行する人がいたら、正午の時間帯に道路にえんぴつやペットボトルを立てると、影が消えるのが確認できると思います。太陽が近くに来ていることを目で感じることができる瞬間です。
同じように、街の電柱の影も太陽が真上に来ているため見えなくなります。東京の北緯は35度のため、このような光景は都心では見ることができません。夏至でも太陽が12度くらい傾いていますから。
浴びた日光を測定する「SunSprite」
夏至の頃をピークに、その前後の5月や7月の日光にも多くの紫外線が含まれているようです。つまり、梅雨の中休みの晴れた日なんかには、かなり強い紫外線が含まれていることになります。
しかし残念なことに紫外線は目に見ることができません。いや、スマートフォンとガジェットを利用すればできそうです。
クラウドファンディングサ-ビスIndiegogoで出資を募っているSunSpriteは、クリップタイプのウェアラブルガジェット。
身に着けている服にクリップするだけで、生活の中で浴びる日光の量を計測してくれ、データを専用アプリをインストールしたスマートフォンで確認することができます。
SunSpriteは現在、試作品は完成していて、資金を集めて製品化の準備をしているというステータスのようです。
ブレスレットタイプの「The June bracelet」
Netatmo社が開発する「The June bracelet」は腕に着けた時計タイプのデバイスで紫外線を計測し、スマートフォンで視覚化するガジェット。
フランスのジュエリー・デザイナーが開発に参加しているといことで、紫外線を計測するガジェットには見えません。カラーバリエーションは「プラチナ」「ゴールド」「ガンメタル」で、こちらはアメリカ国内で99ドルで2014年後半に発売予定だとのこと。
メラニン色素の弱い白人にとって、紫外線は日本人以上に気になるもののようです。これからもスマートフォンと連動したウェアラブルデバイスとして、紫外線を計測するものが発売されそうな気がします。
ところで、紫外線のことを英語でUV(ultra-violet)といいます。violetは紫(すみれ)色という意味で、暴力を意味するviolenceと単語が似ています。まさに太陽の暴力。同じ語源か?と思ったら、この2つの単語にはまったく関係性がありませんでした。
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