NG?OKやん。PHPの新バージョン「PHP 5.7 (NG)」が2015年にリリース予定
人気はともかくとして、世界で最も利用者が多いプログラミング言語はPHPでしょう。動的なWEBサイトを作ることを主な目的として作られたPHPは、現在のWEBシステム主流な世界において、習得も比較的簡単で、HTMLなどのデザイン側に容易にロジックを追加できるため、最も需要のあるプログラミング言語となっています。クラウドソーシングなどでも需要が多いのがPHP関連でした。
世界で最もシェアを持つCMSであるWordPressがPHPを採用しているのも、PHPの需要を大きくしている大きな理由でしょう。そんなPHPの現在の安定バージョンは5.6ですが、次期バージョンの5.7はかなり性能が向上するらしい、という記事が公開されていました。このPHP 5.7は次世代という意味も込めて、PHP NG(Next Generation)と呼んでいるようです。
WordPressのフロントページを利用した5.6とNGのレンダリング速度の比較
約2倍のスピードになっている。
PHP NG, 1000 renderings of WP front page = 14.810 seconds
PHP Next Generation(phpng)ブランチには JIT コンパイラが搭載されるわけではない。そうではなく、現在または将来の JIT 機能実装に向け、それを阻んでいる問題を解決する方法を探るのが phpng ブランチの目的だ。これには例えば、メモリ利用の改善や、コア API のクリーンアップといったものが含まれる。そのような改善を実施した結果、phpng ブランチは、現在稼働中のアプリケーションで驚異的なパフォーマンを示した。例えば WordPress のスループットは、20%も向上した。
Facebook の HipHop に影響を受けた「PHP Next Generation」 ― スループットは20%向上
PHP NGは2015年の頭にリリースを予定しているとのことですが、正式にリリースされれば、WordPressのサイトを運用している管理者には朗報な情報になるでしょう。
そういえば、Facebookも数年前まではPHPで作られており、拡張子付きのregister.phpのようなネーミングと、GETパラメータ付きの長ったらしいURLがかっこ悪いと思っていましたが、今はクールなURIになりましたね。
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