プログラミングに特化したエンジニア向けQ&Aサイト「teratail」
プログラミングに特化したQ&Aサイト「teratail(テラテイル)」というサービスが正式にリリースされたらしい。
プログラミングに特化した知識共有サービスといえばQiitaを連想するが、ユーザー主導でプログラミングに関するコンテンツを投稿していくとい点では同じようだ。ユーザー登録すると自分用のマイページが持てるのだが、その中で、自分が関心のあるタグを登録したり、気になる記事をストックしていくことができる点も同じだ。エンジニア向けらしく、どちらもMarkdown記法に対応している。
2つのサービスのキャッチフレーズを比較すると、
Qiita・・・「プログラミングに関する知識を記録、共有する最適なサービス」
teratail・・・「思考するエンジニアのための課題解決プラットフォーム」
とある。実際にサービス内に投稿されているコンテンツを見ると、Qiitaは、自分が得た知識を共有するための場になっていて、技術個人ブログの置き換えているサービスという側面がある。その一方でteratailは、いわゆるヤフー知恵袋のようなQ&Aサイトの技術版のようなサービスだ。
Qiitaは自分が得た知識をアウトプットするのに対して、teratailでは、質問が最初にあって、その質問に答える形で知識がアウトプットされる。ユーザーの意識では、Qiitaは自分の承認欲求を満たすために知識を共有し、あるいは世の中に、自分はこういう技術に興味と知識があるということをアピールするために利用される。一方でteratailは、質問者は純粋にグーグルで検索する時間のショートカットとして利用し、回答者は、Qiitaと同様に自分の承認欲求を得るために回答する利用シーンが想像される。
実際に、teratailのアバウトには「エラーの原因を調査していたら30分経っていた…。こんな状況をなくすために、」とあり、teratailの目的が技術的な「困った」を解決することにあり、サービスの目的自体が異なるので棲み分けは可能のように思える。
teratailで投稿されている質問を見ると、
「Ruby 文字列内での検索を行いたい」
「JMeterの基本的な使い方を教えてください。」
「Ruby 分母混じりの計算をしたい」
「MySQLでユーザーを作成した後DBにアクセスを権限を追加する方法」
「連続した数字の和を求めたい」
などがあり、他のエンジニア向けのサイトなら「ググレカス」と言われそうな質問もあるのだが、このような質問にも回答が付き、グーグルで検索する時間のショートカットとしてteratailが利用される文化が築ければ大成功と言えるだろう。
サービスは、1年間で国内エンジニアを1万人参加させることを目的としているようで、現時点で1000人強の人が登録しているようだ。
teratailとQiita、どちらもターゲットユーザー層が同じで、ユーザーは自分の承認欲求を満たすために投稿する側面があるので、そういった意味ではユーザーの奪い合いになる気もする。
紹介したサービスは
名前 | teratail |
---|---|
URL | http://teratail.com/ |
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