大谷翔平が自身のパワプロの能力データに失望した理由とは?
日本ハムの大谷翔平選手は、コナミの人気野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」通称、パワプロが好きなことで有名だ。先日の正月のテレビ番組では、嵐の二宮和也氏とパワプロの勝負をし、見事に勝利している。
二宮和也vs大谷翔平
パワプロ対決の結果
(スタッフのツッコミが…w) pic.twitter.com/IbnbXM0opu— ゆまき (@mayuki452) 2017年1月1日
大谷選手は、この番組中では自分の気持ちをあらわにしていなかったが、1月8日に都内で行われた「パワプロフェスティバル2016 決勝大会」に出席した際に、パワプロ内の自身の能力に不満を漏らしていたことが明らかになった。ゲーム内の大谷選手に設定されている能力は以下である。
【投手】
球速163km/h、コントロールE(42)、スタミナB、変化球はフォーク5、スローカーブ2、スライダー3です。特殊能力は、強さB、回復A、尻上がり、奪三振。
【打者】
弾道3、ミートB(79)、パワーB(78)、走力C(65)、肩力A(83)、守備力E(48)、捕球D(52)。特殊能力は走塁B、広角打法、レーザービーム。(マイナス能力で三振)
このデータはすごい数字である。実際にパワプロで遊んでいるユーザーであれば、是非とも使いたい選手なのではあるが、大谷選手は、自分の投手コントロール能力がEであることと、スタミナがBであることに不満を漏らしている。(※能力値はS~Gまでの8段階でSが一番よく次点がA,Gが一番悪い)
パワプロに面識の無い人は分からないデータだと思うが、このデータから言えるのは、大谷選手は「スピードの早いノーコン(ノーコントロール)投手」であると言われているのと同じなのである。また、スタミナのBは、先発投手であれば並みの数字だが、前作のパワプロのデータでは、スタミナはAであったため、スタミナの評価を下げられたことに不満を持っていたのだろう。
大谷投手と言えば真っ先に連想されるが速球のスピードであるが、2016年には日本最速となる165kmを何度も記録している。しかしながら、なぜか、そのスピードに関しては、パワプロのゲーム内での最速は163キロに設定されている。これには大谷選手も思うところはあったかと思うが、球速については触れられていない。
これはおそらく、スタミナやコントロールなどの能力は、数値に換算しづらいデータであるので、その能力決める裁量はコナミ側にあるのに対し、球速は、現実のデータとして存在しているので、
「私の最速は165kmなんですけどねぇ、なんで163kmなんでしょ?」
みたいに、あえて165kmを採用していないことに触れるのは野暮であるし、また、大谷自身は、スピードに関しては自信を持っているので、あえて突っ込むところではないと思ったのではないかと思われる。
実況パワフルプロ野球は、私の記憶が正しければ1994年から販売を開始している、日本を代表するコナミの人気ゲームだ。大谷選手のすごいところは、そんな歴史のあるパワプロというゲームの機能を変えてしまったことだ。パワプロでは、投手は投手、野手は野手の枠で選手を育成できたのだが、大谷選手という、投手と野手を兼任する二刀流選手が登場したことによって、パワプロはゲーム性を拡張子し、投手と野手の両方の役割ができる二刀流選手を育成することができるようになっている。
メジャーに行けば、日本野球リーグとしての大谷選手は扱えなくなる。是非とも大谷選手の納得の行く能力データを設定してあげて、メジャーへと送り出したい。
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