最優秀ゴール「プスカシュ賞」のフリーキックは、本田圭佑の無回転に似ている?
アジア初の快挙を成し遂げたのは、日本代表選手でも韓国代表選手でもなく、あるいは、中東の名プレイヤーでもなく、マレーシア代表のモード・ファイズ・スブリ(Mohd Faiz Subri)選手でした。
FIFA(国際サッカー連盟)は1月9日、スイス・チューリヒで年間表彰式「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2016」を開催し、FIFAプスカシュ賞を発表しました。この賞は年間に決められた最も優秀だったゴールに送られる賞で、過去には、クリスティアーノ・ロナウド、イブラヒモビッチ、ネイマール、ハメス・ロドリゲスなど、世界的TOPレベルの選手達が獲得しています。
サッカー強豪国でないマレーシアからプスカシュ賞が選ばれたことは、驚くべきことなのですが、それだけ素晴らしいゴールであったのです。そのゴールがこちら。
右足で蹴られたボールは通常のであれば、回転して左の方に曲がってくる弾道を描きますが、プスカシュ賞となったこのフリーキックは、相手の意を就いて、シュート回転でゴール右上隅に突き刺さります。このゴールの弾道、どこかで見たことありますよね?そう、本田圭佑選手がオリンピック世代の時に決めたフリーキックです。
このフリーキックも通常の予想される弾道とは逆に曲がって、キーパーが反応することができませんでした。本田選手の代名詞ともなった無回転キックは、ボールの中心を蹴り回転を抑えることで、ボールの後方に空気の乱れを作ってブレ球を作りますが、無回転シュートは時として、キーパーも読めない、とんでもないゴールを生み出します。
やっぱり、キーパーも読めないゴールって魅力的なんですよ。見ている観客も読めないから。その意表を就かれたキックに人々は魅了されてしまうのです。
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