第93回全国高校サッカー選手権の優勝予想は東福岡が筆頭
サッカー好きにとって毎年1月はサッカー三昧の月。
元旦に行われていた天皇杯の決勝戦こそ年内の12月に移動してしまいましたが、来年2015年は1月の中旬から下旬にかけて、オーストラリアでAFCアジアカップ2015が、そして国内では、高校サッカーのトーナメント大会の花形である全国高校サッカー選手権大会が12月30日から1月12日まで開催されます。
昨年の第92回全国高校サッカー選手権大会では、富山第一対星稜という史上初となる北陸勢対決を制して富山県代表の富山第一が初優勝をしましたが、近年の優勝校を見ると、富山、宮崎、山梨、滋賀、岩手といった地方勢の活躍が目立ち、優勝争いが読みづらい群雄割拠の時代に突入しています。
そのような中、サッカー情報サイト『SOCCER KING』では、「<投票>第93回全国高校サッカー選手権大会で優勝するのは?」というタイトルで、世間が予想する全国高校サッカー選手権の優勝校の投票を募集・発表しています。
11月17日から始まった投票は12月17日時点で8398票になっており、現時点での集計結果は、自らが投票を行うことで見ることができます。投票は簡単に終わります。
優勝候補は東福岡がダントツ
以下は、グラフが縦に潰れていて見にくいが、投票のサマリーグラフ。一番突出しているのが東福岡だ。
みんなが予想する優勝候補は、福岡県代表の東福岡がダントツで全体の19%。次点で千葉県代表の流通経済大柏で12%、3番手は静岡県代表の静岡学園で9.1%、その後に、前橋育英、星稜、京都橘、青森山田と続く。
東福岡は、赤い彗星という異名を持つ2014年夏のインターハイの優勝校。インターハイでは6試合中26得点・5失点と、高い攻撃力を魅せつけた。1997年の第76回大会には、鹿島アントラーズに所属する本山雅志選手を擁して高校3冠を達成した雪の中の決勝が思い出される。
流通経済大柏は、選手権優勝5回準優勝2回の市立船橋を抑えて千葉県代表に選ばれた強豪校。2007年の第86回大会では清水エスパルスに所属する大前元紀選手を擁して高円宮杯全日本ユース選手権、全国高校選手権の2冠達成。決勝の藤枝東戦では圧倒的なチームテクニック・パスワークで4対0と圧勝し、セクシーフットボールという言葉が相応しい、見ていて楽しいチームだった。流通経済大柏は、Jリーグのユースチームなどが所属する高校世代の最高峰リーグ「高円宮杯U-18プレミアリーグEAST」に所属している数少ない高校だ。ちなみに、東福岡はプレミアリーグWESTに所属している。
静岡学園は、選手権優勝4回準優勝3回の藤枝東、同じく選手権優勝3回の清水商を抑えて勝ち上がったサッカー王国静岡の代表。静岡学園はプレミアリーグの下位リーグである「プレミアリーグ」の東海地区に所属しており、同じく静岡県の清水桜が丘高校に次いで2位である。藤枝東、清水商、静岡学園、清水桜が丘といった強豪がひしめく中、インターハイ静岡予選の優勝を制したのが、東海大翔洋高校(静岡学園は準々決勝で敗退)という別の高校であるという事実もまた、静岡県のサッカーレベルの高さを物語っている。
さて、あなたの優勝予想、あるいは、出身県の高校はどう評価されているだろうか?興味があったら是非投票を試してみて欲しい。ちなみに僕の予想は、昨年の開幕戦で敗退しながらも高いレベルのサッカーを見せた東京代表の「國學院久我山」だ!
投票ユーザーの内訳、やはり、学生を中心に若い男性が多かった。
大会のトーナメント表は以下の通り。
【北海道】大谷室蘭(4年ぶり30回目)
【青森】青森山田(18年連続20回目)
【岩手】遠野(2年連続24回目)
【秋田】新屋(初出場)
【山形】東海大山形(初出場)
【宮城】聖和学園(3年ぶり2回目)
【福島】尚志(3年ぶり6回目)
【茨城】第一学院(初出場)
【群馬】前橋育英(2年ぶり18回目)
【栃木】矢板中央(2年連続6回目)
【埼玉】昌平(初出場)
【千葉】流通経済大柏(4年ぶり4回目)
【東京】三鷹(7年ぶり2回目)
【東京】國學院久我山(2年連続6回目)
【神奈川】日大藤沢(7年ぶり4回目)
【山梨】山梨学院(3年ぶり4回目)
【新潟】開志JSC(初出場)
【富山】水橋(4年ぶり6回目)
【長野】都市大塩尻(3年ぶり3回目)
【石川】星稜(16年連続25回目)
【福井】丸岡(3年連続27回目)
【静岡】静岡学園(4年ぶり11回目)
【愛知】中京大中京(3年ぶり14回目)
【岐阜】岐阜工(2年連続25回目)
【三重】宇治山田商(初出場)
【滋賀】草津東(10年ぶり8回目)
【京都】京都橘(3年連続4回目)
【奈良】郡山(初出場)
【和歌山】初芝橋本(2年連続13回目)
【大阪】履正社(2年連続2回目)
【兵庫】滝川第二(2年ぶり18回目)
【鳥取】米子北(5年連続10回目)
【島根】立正大淞南(3年連続14回目)
【広島】広島皆実(2年連続11回目)
【山口】高川学園(3年ぶり22回目)
【岡山】作陽(2年ぶり22回目)
【香川】香川西(9年連続10回目)
【愛媛】松山北(5年ぶり4回目)
【徳島】徳島市立(2年連続14回目)
【高知】明徳義塾(4年ぶり5回目)
【福岡】東福岡(2年連続16回目)
【佐賀】佐賀東(2年連続8回目)
【大分】中津東(3年連続4回目)
【宮崎】日章学園(2年連続11回目)
【熊本】秀岳館(初出場)
【長崎】長崎総科大附(3年連続3回目)
【鹿児島】鹿児島城西(2年ぶり5回目)
【沖縄】前原(35年ぶり2回目)
参考:
SOCCER KING、第93回全国高校サッカー選手権大会 NTV
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