ずっと来たかった。W杯のメンバー発表の翌日、香川真司は岩手にいた。




5月12日、都内某ホテル。日本中のサッカーファンは、ブラジルワールドカップの23名を口にするザッケローニ監督の言葉に耳を傾けていた。

世界の名門クラブ「マンチェスター・ユナイテッド」に所属し、日本代表の10番を背負う香川真司選手は、ブラジルワールドカップの23名のメンバーに順当に選ばれた。自身の公式twitterアカウント「@S_Kagawa0317」では、

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とツイートし、周りへの感謝とともに自身の抱負を述べた。そして、その翌日の5月13日、香川真司選手は同ツイッター上で、

「昨日はゆっくり休めました!」
「今日はプライベートである場所に行ってきます!」
「今日は以前からずっと来たかったところにきています。」

と画像付きでツイート。画像を見ると何か乗り物に乗っているようだけど、知る限り新幹線ではこのようなシートは見たことないし、飛行機のエコノミーシートではない。ということは、飛行機のビジネスクラスあるいは、それ以上のシートということだろうか?

そして、その後のツイートはこうだった。

「今日は岩手県陸前高田市に行って来ました!」

岩手県の陸前高田市は岩手県の南東、宮城県と隣接する太平洋に面したリアス式海岸が美しい海の街。wikipediaによると現在の人口は2万人を切っており、街は復興中ではあるものの、東日本大震災の爪痕はいまだ消えることはない。

香川選手と言えば、兵庫県からサッカー留学し、宮城県仙台市の中学校に通いながら、FCみやぎバルセロナのジュニアユースでサッカーキャリアを積み重ねてきたことは有名な話だ。

自分のサッカーの土台を作ってくれた土地。その被災した地元のサッカー少年達にサッカーで夢を与えたいという思いが、香川自身に強く残っていたのだろう。

香川選手の献身は地元のサッカー少年達に十分伝わったであろうと思うけど、できるならば6月にも感動を与えてほしいと、願っています。

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