ミスチルのNOT FOUNDのPVロケ地をGoogleストリートビューで歩いてみた




もし誰かがあなたに
「Mr.childrenの曲で一番何が好き?」
と質問されたらなんと答えるだろうか?

僕なら少し迷った後にこう答えるだろう。

アルバム「Q」の「NOT FOUND」と。

アルバム「Q」

ミスターチルドレンのアルバム「Q」は、ライブアルバム「1/42」を含めて9作目に当たるアルバムであることから、その韻を踏んだタイトルになっている。しかし、製作中のアルバムタイトル候補は、アルバム中の楽曲と同名の「hallelujah」であった。

しかし、これまでのアルバムにシリアスなタイトルが続いていたことと、「Q」というタイトルが覚えやすいこと、インパクトがあること、面白いこと。

これらの理由に加え、この得体の知れない「Q」という単語を気に入った桜井は、レコーディングスタジオに「Q」と書かれたポスターを貼りまくり、周りのメンバーやサポートスタッフの反対を押しのけて、ついにはアルバムのタイトルが「Q」に決定する。

今から振り返ると、このQというアルバムは他のアルバムと比較するとちょっと異色なのかもしれない。

アルバム制作時、ちょうど30歳を迎える年齢だったメンバーは、若さという武器と、これまで積み重ねてきた経験値やスキルが、このアルバムの中で融合される。

アルバムの骨格はシングル曲「口笛」。従来のミスターチルドレンらしいラブソングだ。「この口笛があったから他の作曲を思い切ったものにできた。」とアルバム発売後のインタビューで桜井はそう答えている。

レコーディングは一部国内と大半はニューヨークで行われた。仕事を楽しく進めたいという思いと、作曲時のコード進行に手癖がついていると自分の枠から出れないという理由で、ダーツを投げた合計点で曲のテンポを決めたり、コード進行をくじ引きで決めたりしていたという。

そんな、音楽家として成熟していたMr.Childrenに、実験的要素を含んだアルバムが「Q」で、その3番目に収録されているのが「NOT FOUND」だ。

アルバムリリース前のコメントで、桜井はNOT FOUNDという楽曲に対してこうコメントしている。

「この曲のために活動を続けてきた」

と。

NOT FOUND PVのロケ地

今まで、何度NOT FOUNDのPVを見ただろう。

世の中便利になったもので、GoogleマップでPVのロケ地になった場所を調べてみると、その場所は「東京都品川区大井中央陸橋」付近であるらしい。

だいたい、JR線路と首都高湾岸線 大井南インターチェンジの上の交差点付近あたり。

▼映像は夜明け前、大井中央陸橋を歩く場面から始まる

▼2×2の広い道。車走ってない。

▼ベースを弾く中川と、橋の下はJR線路。たぶん山手線、京浜東北線。

▼ドラムを叩く鈴木。

▼右には特徴的な団地の群れが見える。

▼夜が開け、交差点を渡る。交差点の下は首都高湾岸線。

googleマップで歩いてみた

▼この道の右側の歩道を桜井は歩いていた

▼逆を見るとこんな感じ

▼goolgeマップ上を歩く。道にはあの団地が。

▼さらに歩く

▼交差点

気づいたこと

・ロケ自体は、あまり距離は歩いていない。
・道路右側の柵は新しくなっている。
・日中は片一方だけ、交通量が多い。
・右に見える電波塔は、NTT大森埠頭別館。

さいごに

もし誰かがあなたに
「Mr.childrenの曲で一番何が好き?」
と質問されたらなんと答えるだろうか?

僕なら少し迷った後にこう答えるだろう。

NOT FOUND(一つに決めることができなかった)と。


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