携帯電話番号の頭を省略できる時代は終わった

現在PHSに割り当てられている070番号を携帯電話でも利用することが検討されているらしい。

各社から寄せられた「080、090との連番でユーザーフレンドリー」「070同士の無料通話など識別が必要な場面がある」などの意見を踏まえ、今後ユーザーへの周知を行いつつ、2012年から準備を開始して、2014年初頭までに携帯電話でも070番号が利用できるよう、各事業者間の調整などを進めることが適当とされた。これにより、遅くとも2年後には携帯電話に070番号が割り当てる制度が開始される見込みとなった。…

070番号が携帯電話にも、携帯・PHSのMNPも導入へ

これは、既に割り当てられている、090、080の携帯電話番号が枯渇してきていることが原因らしい。

日本の携帯電話保持率は既に高く、利用すべき人は既に利用している状態といっていい。そのため世に出回るアクティブな電話番号の数自体はそう大きく増えないと思われるが、1人のユーザが機種変のタイミングや新規購入のタイミングで電話番号が変わる場合がある。

この時、世に新しい電話番号が誕生することになるが、古い電話番号はすぐに再利用される訳ではない(あるいはされない)ので、携帯普及率とは別に、電話番号枯渇率が上がっていく。

その枯渇すると予測されているのが、2014年2月らしい。

また、今回は検討されていないが将来的には、030や040といった番号も利用される時がくるかもしれない。

なお、現在利用されていない030、040といった番号は、今後の需要に備え、今回は携帯電話には割り当てない方針とされている。

少なくとも、携帯電話番号を伝えるときに、090を省略できる時代は終わった。