無機質な作りがかっこいい。データセンターは男の浪漫か、戦場か?
Googleがアジアで初めてデータセンターを台湾とシンガポールに開設したと、公式サイトで発表しています。
これで世界中で稼動するGoogleのデータセンターは12になったそうで、うち7箇所がアメリカ国内です。
Googleのデータセンターというと、莫大な面積を購入し、その土地の中に建設するというイメージがありましたが、台湾とシンガポールは共に国の面積は小さく、台湾は九州と、シンガポールは東京23区と同等の大きさです。
またデータセンターは、膨大な数のサーバー群が発する熱を冷やすために空調が必要です。空調の消費電力を抑えるために、データセンタを寒冷地に立てられることがあります。実際に、さくらインターネットのデータセンターは、冷房用途に外気を活用するために北海道の石狩に作られました。
しかし、台湾は沖縄よりも南に位置し、シンガポールにいたっては赤道直下の熱帯地方です。
今回台湾とシンガポールにデータセンターが作られた理由については、特に中国とインドで急激に伸びているアジアのインターネット事情に対応するためだそうですが、作られるデータセンターにはそれぞれのお国に合わせた特徴があるようです。
台湾のデータセンターは、台北から3時間ほど南下した彰化県の沿岸に位置します。ここのデータセンタでは、他では行われていない約6億ドルを投資した夜間水冷システムが採用されているそうで、風力タービンを利用した発電と、夜間に冷却した水を日中活用するという仕組みのようです。
一方のシンガポールのデータセンターは、ジュロンイースト付近に建てられているようです。ジュロンイーストはまだ多くの熱帯林が残り、未開の土地が多いシンガポール西部への入り口に位置する土地です。
土地の少ない緑園都市国家のシンガポールらしく、小学校と公営住宅に隣接した位置にデータセンターが作られているそうで、まるでショッピングモールのような外観です。
データセンターは男の浪漫
Googleは昨年、データセンタの内部の画像や動画で初公開するなど、積極的にgoogleの内部情報を公開しています。
▼公式ブログ
Google’s data centers: an inside look
▼ギャラリーサイト
Data centers Gallery
▼動画
一昔前は、無機質で洗練された作りの工場の画像が男の浪漫を駆り立てましたが、インターネット時代の今は、データセンタの内部の無機質な作りが男の浪漫を駆り立てます。googleの4色とのコンビネーションもまた美しい。
あるいは戦場か
そういえばネット上で、システムエンジニアが、障害対応のためにサーバールームに呼ばれた画像が話題になっていました。
“@MUGI1208: システムエンジニアが、障害対応に呼ばれた場合、こんな雰囲気になります。 http://t.co/02lKUwg2u4” (-ω-)
— 蒼星 (@sousei07) October 28, 2013
女の子は、サーバールームに入った後、自分の身に何が起こるのか悟ったようた顔をしていますが、
twitter上では、
「イカナイデマドカアアア!!!」
「まさに今日のオレ」
「今の僕こんな気分です」
「電話の音にもドッキリする」
「雰囲気わかりすぎてワロエナイ」
「あー その気分わかる。」
「場所によるだろw」
「おい、やめろw。シャレにならんぞww。」
などといったエンジニアの共感の悲鳴が聞こえていました。
twitter上で「プログラマのあいうえお」や「エンジニアのあいうえお」というワードで検索すると、エンジニアの苦悩が聞くことができます。
データセンター。
それは男にとって、浪漫でもあり戦場でもある場所のようです。
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