猪子寿之の名言「会話はキャッチボールじゃなくドッジボールだ!」
どんなに素晴らしいアイデアも、それが相手に伝わらないと意味を成さない。
伝達効率が50%だと素晴らしいアイデアも平凡なアイデアに成り下がるし、反対に150%伝えられれば、素晴らしいアイデアは、より素晴らしいアイデアとして相手の頭の中に印象付けられるだろう。
グローバル化・フラット化していく現在において、自分の意見を主張することは、その重要を増している。東京大学工学部を卒業し、卒業と同時に起業した猪子寿之氏は、ウルトラテクノロジスト集団というキャッチフレーズを持つ、チームラボ株式会社の代表取締役だ。
チームラボは「デジタルテクノロジーとアートの融合」をテーマとして、常識にとらわれないアイデアを具現化した多くのアートテクノロジーを世の中に送り出している企業で、各業界から注目を受けている。
その作品たちを見ていくと気づくのは、ビジュアルが洗練されているということだ。多くの作品に共通することは、「ユーザーが見たときに受ける印象」を重要視した、ユーザー体験第一主義なのではと思う。
人間同士の会話で伝え方が重要であるのと同じように、サービスや商品についても伝え方が重要なのだ。
雲プロジェクト
ダイキンとチームラボが共同開発しているプロジェクト。手元にあるタブレットで自由に絵や文字を書くと、雲をキャンバスとして、描いたものと同じ映像が投影される仕組み。ユーザーにとっては最高の体験ができそう。
ラブレタープロジェクト2013
空間の四方の壁に描かれた世界はまるでおとぎ話のよう。その世界にあなたが落とす影は、投影された映像に作用して、おとぎの世界に変化を与える。なんて素晴らしいんだ。
チームラボハンガー
ハンガーにかかった商品を手にとると、ショップ内のディスプレイに、その商品のコーディネイトされた写真や動画表示されるインタラクティブハンガー。着た時のイメージがしやすくなる。
猪子氏個人としては、「情熱大陸」や「ビートたけしのTVタックル」、「朝まで生テレビ!」といった様々なマスメディアに出演し、その個性的なアイデアを主張しているのだけれど、そのような常識にとらわれない発想を作っている考え方は、どうやら幼少期からの積み重ねで培われてきたもののようだ。
こちらの動画は「オールナイトニッポンGOLD」にて猪子寿之がミッツ・マングローブと小島慶子が対談している動画なのだが、その中で猪子は、すごい主張の多い家族で育ったようで、
「会話はキャッチボールではなくドッジボール」
という言葉を残している。
非常に印象に残った表現で、主張することの大切さを完結に表現だと思う。
※言葉は動画の32分あたりから確認できます。
なるほど、
「会話はキャッチボールではなく、ゴルフボールだ!」・・・最初は相手の心に思いっきり飛びつき、最後は少しづつ相手の中心にアプローチするんだ。
「会話はキャッチボールではなく、バスケットボールだ!」・・・相手と離れた話題で心を掴むと得点が高いぞ。
なんか、いろいろ行けそうだ。
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