2013年で最もふざけた「ネルゲーム」 |ふざけたゲームはSNSと相性がいい
GunosyがひとつのURLを僕の元に運んできた。
内容は以下のように書いてあった。
とりあえず遊んでみたけど……ある地点から体力減少がマイナスになって寝ない限り不死身になるバグ発見してます……サファリだから……かな?
なんだこれ?と、リンクをクリックしたのが運の尽き。これはファミコンなの?1990年代のWEBなの?阿部寛も真っ青のレイアウトに一瞬戸惑う。
そこには、こう書いてあった。「ネルゲーム」と。
ネルゲーム
ネルゲームとは、様々なシチュエーションで「ねる」or「ねない」を選択して、1日でも長く生き残るというゲームだ。
寝ると体力と眠気が回復するすることができるが、寝るということは意識をなくす行為だから危険が付きまとう。
一方で、寝ないと危険な目には会わないが、眠気が増えて体力が減ってしまう。そして、ずっと寝ずにいると、こっちもやっぱり死んでしまう。
こんな感じで「ねる」or「ねない」を選択するだけのゲームだ。
ゲームの最初はベットがある場面から始まるのだが、この場面では危険なことは無いので、「ねる」を選択しても問題ない。
しかし、以下のような面接中の場面で寝るのはとんでもない危険が付きまとう。
大物ぶりを見せ付けるために面接中に寝てみたら、死んでしまった!
こんな感じのゲームなのだが、一言でいうと「ふざけたゲーム」だ。
そのふざけっプリは、作者からのコメントにも表れている。
なんか眠かったので寝ながら作った寝るベンチャーゲーム。自分で作っといてクリアしたことは無い。みんながんばれ。
こんなふざけているゲームなんだけど素晴らしいのが、ゲームで死んだ後に「twitter」でスコアを投稿できる仕組みだ。
ゲームをした人がtwitterで拡散したことで、現時点でのtwitterで言及された数が4000を超えてしまい、その結果、人気コンテンツとしてGunosyに掲載されるくらい注目されるゲームになってしまった。
7日目、面接中に死んだ(レベル:3) http://t.co/fYuiYSoVLM
— 戸田祐介(yusuke toda) (@yusuketoda) 2013, 12月 19
海外でもふざけたゲームが話題に
そういえばちょっと前に、海外で「WAITING IN LINE 3D(行列3D)」という、こちらもふざけたゲームが話題になっていた。
このゲームはまったく進まない行列に並んで、ただただ待つというアクション性の欠片もないゲーム。ただ、ボケッと並んでいると眠くなるから、時々自分の拳で自分を殴って眠気を取らなければならない。だけど殴りすぎると死んでしまうから、「なぐる」「なぐらない」のバランスが必要なゲームだ。
このゲームも死んだ後、twitterとfacebookに記録を拡散できるのだが、サイト公開後24時間でなんと5万回もプレーされ、様々なニュース媒体に取り上げられるまでに有名になってしまった。
どちらにも共通することは
「ふざけたゲーム」
「ゲーム後にSNSへの拡散手段」
があるということだ。
きっとゲームをした後に人は、
「こんなバカバカしいク○ゲーがあるぞ!」
っていう感想をシェアしたくなるんだろう。
これが中途半端に出来がいいとたぶんシェアされない。優秀すぎるか、ふざけすぎていることがSNSと相性がいいようだ。
自分にはスキルがないからかっこいいゲームなんか作れないっていう、あなた。その中途半端な製作スキルは役に立つかもしれないぞ。
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