方向音痴による方向音痴のためのアプリ「Waaaaay!（ウェーイ）」

藤沢市のオーパ(に入っているJINS)に行く用事があったので、気になっていたアプリ「Waaaaay!（ウェーイ）」を試してみました。

このアプリ「Waaaaay!」はいわゆる目的地へ案内してくれるナビゲーションアプリなのですが、地図アプリやカーナビなどと決定的に異なるのは地図を利用しないこと。シンプルに「目的地までの方向」と「目的地までの距離」という２の指針しか示さないざっくりさが売りのアプリです。

アプリの説明にも「方向音痴向けのナビゲーションアプリ」と書いてありますが、方向音痴の人って地図を持っていたとしても、それを現実世界とマッピングする機能が狂ってので、あまり意味を持ちません。それならシンプルに目的地までの距離を標してあげて、あとは数字が減っていく方向に歩いていってもらおうっていうアプリです。

製作チームの名前が「方痴民(方向音痴の民の略)」だから、文字通り「方向音痴による方向音痴のためのアプリ」と言っていいでしょう。

使ってみた

step1:モードの選択

アプリを起動すると最初に、「目的地に行くモード」「みんなで会うモード」という２つのモードが選択できます。今回は建物がターゲットなので「目的地に行くモード」を選択しましたが、このアプリは「みんなで会うモード」の方が力を発揮すると思います。

なぜならば、建物などの目的地の場合、おおよその場所の見当は付くし、ネットにも情報が豊富です。しかし、人と会うときって向こうも移動してたりするから、なかなか出会うことに苦労することがあります。もし待ち合わせをしている両者がこのアプリを使っていると、お互いが動きながら中間地点で出会うこともできたりします。それって結構面白そう。

step2:目的地の入力

次に目的を入力します。

目的地をテキストで入力すると目的地周辺の地図が表示されるので、問題ない場合、「ここに行く」を押します。これでナビゲーション設定完了です。

step3:数字減らしゲームの始まり

ナビゲーションがスタートするとシンプルに方向を示す「コンパス」と目的地までの距離が数字で表示されます。あとはコンパスに従って動いてみて、距離の数字が減ったら方向が当たっているということだから、ズンズン進みましょう。

ちなみに僕もそうでしたが、iPod touchユーザがWaaaaay!を使うとコンパスが全く動きません。これはアプリが利用している位置情報に関する機能をipod touchが有していないからだそうです。(from 開発者ブログより)。

なので僕みたいにtouchユーザーは、コンパスは機能しないので減っていく数字だけを頼りに目的地を目指します。使ってみると実感するのが、このアプリ自体は目的地まで到達することを目的とした、あるいは人に出会うことを目的としたゲームのような要素があります。つまり、touchユーザーはさながら上級者モードでゲームしているかのようです。

▼正しい方向に移動していると、数字がどんどん減っていく。

▼このアプリは基本無料で、一部機能が有料です。

▼道から外れると、push通知で知らせてくれます。

▼目的地周辺(残り数十メートル)になると、地図で場所を補完するようになっているようです。

▼これは、取得できる位置情報だったり近くのビルなどの干渉のために誤差が生じてしまうので、ある程度まで近づいたら、手動で補完するのはしょうがないかなぁ、と。

▼着いた！

使ってみた感想

・特に知らない場所に行く場合、ゲーム要素があって楽しい。
・目的地に行くだけが楽しみではなく、移動中も楽しみに変えてくれる。
・だけど、実際に時間がないときに使用するとイラつくはず。(スムーズに着けるとは限らないので)

そういえば以前に「いくよくるよ」っていう名前で似たようなサービスがあったなぁ、と思ったら、その「いくよくるよ」が名前が変わって「Waaaaay!」になっていたようです。前の名前だったら、移動しながら「どやさどやさ」言わないといけないような気がしたから、名前を変えて正解だったかもね。
(※本当の理由は「大人の事情」のためだそうです。)

紹介したWEBサービスは

名前	Waaaaay!（ウェーイ）
URL	http://waaaaay.com/