「Yahooに買収されるとサービスが終了する」というジンクスをFlickrで跳ね返す。




「Yahooに買収されるとサービスが終了する。」

そんなジンクスを跳ね除けるように、2005年に買収されYahoo傘下になった画像共有サイト「Flickr」が今、キテイル!

と言うのは、そう、「Flickrが無料で1TB利用可能に!」というニュースが流れたからだ。

ちょっとの時間差で「無料で使えるフォトクラウドサービス5選」というエントリーを出していたLIGさんは、きっとこのニュースを見て、flickrを選ばなかったことを悔やんでいるに違いない。

さて、今回のフリッカーのリニューアルは相当なインパクトがあるんだけど、それは大きく3つあって、Flickrのサイト自身にはこう書かれている。

「Biggr」「Spectaculr」「Wherevr」

1.Biggr


Biggr・・・つまり、無料ユーザーがアップロードできる容量が1TBに拡大されたということだ。これは、6.5メガピクセルの写真であれば約54万枚がアップ可能なサイズらしい。

今、僕が使っているDropboxが3.2GBだから、ざっと300倍以上!単位は、テラだ!

「バイト < メガバイト < ギガバイト < テラバイト(今、ここ) < ペタバイト < エクサバイト < ゼタバイト < ヨタバイト」

ちなみに、flickrは写真だけだけど、それ以外のファイルをストレージしたければ、「Bitcasa」というサービスが無限容量をうたっている。使ったことないけどね。

2.Spectaculr


Spectaculr・・・たぶん、spectacularのことだよね?つまり、UIがめちゃめちゃ美しくなったってことだ。

変更されたUIは、pinterestのようなグリッドレイアウトで、より画像にフィーチャーしたようなUIになっている。ライバルとして、Google+やfacebook傘下のinstagramもWEB展開に力を入れてきているから、相当な激戦の分野になるだろう。flickrのグリッドUIは、pinterestというよりtumblrのアーカイブを表示させた時のUIに似ている。

▼こんな感じに。

あ~、だから、ここにきてtumblrか。Yahooは若年層のユーザーが少なくて、tumblrはそこの層のユーザーが豊富だから、ユーザベースを狙った買収でシナジー狙ってるのでしょう。

アメリカの多くのティーンエージャーはFacebookよりも規模では劣るTumblrに移ってるっていうし。

さぁ、どうやって融合するんだい?

3.Wherevr


Whatevr・・・Whatever。つまり、アプリと共にflickrを持ち歩けば、いつでもどこでも、あなたの写真は友達やフォロワーとシェアできるってことだ。

flickrのアプリは、iOS版は2012年12月にリリースされていて、Androidアプリは今回のリニューアルと同時に登場する。

最後に

データをクラウドで管理できるサービスが多く立ち上がり、我々ユーザーは多くの選択肢を得た。一方で、多くの選択肢があることは必ずしも便利とは言えない。

例えば、街を散歩している時にかっこいいものに出会ったら、スマートフォンのカメラアプリで写真をとる。撮った写真はスマートフォン内に保存されるし、共有したい思ったものは、facebookやtwitter、instagram経由でシェアするだろう。

この時困ったことに、画像の格納先が複数できてしまい、どこをマスターにするかという問題にぶつかる。多くの場合はスマートフォン内になるんだろうけど、写真を多く撮る人にとっては、これはやっかいな問題で、ローカルなスマートフォン内の画像では、例えばブログなどネットワーク外に画像を引っ張る時が面倒だし、大量の画像を撮ると、良い写真も、そうでないものもごちゃ混ぜになってしまい管理がしづらい。そういう時、WEBに公開できるだけの質のある画像だけを集めたマスター環境をクラウド上に欲しくなってくる。

まさに、このflickrが、その最有力候補になるのでないかと思う。

Let’s flickr!


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