嘘だろ大阪? 大阪企業の約半数は未だにXPを使用
Yahoo!ニュースにも取り上げられていますが、大阪にある企業の46.0%、つまり約半数の会社が未だにWindows XPを利用しているという調査結果が出ています。
Windows XPはサポートを終了する
既に多くの人が知るところなっていますが、Windowsが提供するOS「XP」は、2014年4月9日にその製品サポートを終了します。
製品サポートを終了するということは、セキュリティ更新プログラムの提供も終了する訳です。なので、新規にセキュリティホールが発見された場合、これらの弱点を付いた攻撃の対象になり、かつ、防ぐ手立てが立てられないことを意味します。
マイクロソフトのサイトでは以下のように記載しています。
■サポート終了による影響
サポート期間終了後のもっとも大きな影響は、セキュリティ更新プログラムが提供されなくなることです。これは、サポート終了となる製品をお使いのすべてのお客様に影響し、お客様はセキュリティ上のリスクが高い状態でお使いいただくことになります。
最悪、個人のPCの場合は自分の責任でなんとかなりますが、企業の場合は扱う情報もcrucialな情報が多いため、責任の範囲は広がります。もちろん個人のPCにこれらの情報を入れておけば同じことですが。
理由のトップは「XPで不自由しない」
アンケート調査は大阪信用金庫が行ったもので、取引先1277社に対しての結果から得られたものなのだそう。結構な母数なので、実態の確度は高いかもしれない。さらに、46%のXP使用企業のうち、53.5%が「今後もこのままXPを使う」と回答しているという。
アンケート結果を紐解くと、以下のような理由でXPを使っているのだそう。
・1位「XPで不自由しない」(64.4%)
・2位「XP対応ソフトを使っている」(19.3%)
・3位「買い替える資金がない」(13.3%)
セキュリティのバグをつかれて攻撃された場合、被害を被るのはOSのバージョンを更新しなかった企業だけではなく、それは取引先企業やエンドユーザーにも及ぶのです。
こちらのブログでは、その致命的さを素晴らしい例えで表しています。
インフルエンザにかかっても「別に平気ですから」と、マスクをしないで咳をしながら営業にくる会社と取引を続けたいと思うだろうか?
大阪の言い分は、以下のようだろう。
「まだ、XP食べれるんちゃうん?」
「賞味期限切れても、5年くらいイケるらしいで」
「まだ使えるし、もったいないやん」
「お金って素敵やん」
声が聞こえてきた。
参考:
大阪の企業の46%は「いまだにXPを使っている」──大阪信金調査
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