1月14日の天気図は、教科書に載せたい位の冬の気象配置だった。




1月14日から15日にかけて、日本海側中心に日本列島は寒波に見舞われた。気象庁は「大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報 第12号」を発表したが、東日本の上空にはマイナス39度以下の寒気が流れ込んでおり、「数年に一度の強い寒気」という言葉が使われるくらいの冷え込み具合であった。NHK総合で放送している全国都道府県対抗女子駅伝もこの通りである。

気象庁気象研究所に勤める研究官および雲研究者のツイッターの投稿によると、この日の日本の雲の配置図は、「教科書に載せられるレベルの典型的な冬季降雪システム」だったとのこと。たしかに、日本海の海全体が隙間なく、雲に覆われていることが良く分かる。

雲の流れが分かる動画はもっとすごい。素人には良くわからないが、プロが見ると学術的にとても興味深い事例らしい。日本海上でスジ上になった雲が北日本にぶつかり、そこからボヤけた雲が日本列島を覆う雲の流れを確認することが出来る。こんなの見たことない。

また、九州の西側から済州島にかけて、カルマン渦列と呼ばれる渦ができているとのこと。確かにナルトのような渦が確認できる。このカルマン渦は冬の済州島(韓国領)や日本の屋久島付近で、一定の条件が揃った場合に発生することがあるとのこと。


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