人類滅亡までのカウントダウン。世界終末時計が更新される。
ドナルド・トランプがアメリカ大統領に就任したことをきっかけに、人類滅亡までの残り時間を示す世界終末時計が30秒進んで、残り2分30秒となった。
この終末時計とは、アメリカの科学誌「ブレティン・オブ・アトミック・サイエンティスツ(BAS)」が第二次次世界大戦の終戦から2年後の1947年に設立されたもので、設立当時は、ソ連との冷戦状態をうけて残り時間7分からスタートしている。世界中で、戦争やテロ、気候変動などが発生すると、この終末時計に影響する。
ウィキペディアに掲載されている画像によると、滅亡までの残り時間は2010年以降から更新頻度が高まっており、順調に滅亡の道に進んでいることが分かる。
(via: wikipedia)
カウントダウンをさらに進める可能性が最もあるのは、やはり政権交代が行われたばかりのアメリカの動向だろう。トランプ大統領は「アメリカ・ファースト」というワードを合言葉に主に経済面を観点にテコ入れを開始しているが、政治・外交経験のない大統領が、既存の宗教問題を解決しようと中東に介入すると、微妙なバランスで成り立っていた関係が崩れ、ドミノ倒しのように第三次世界大戦まで進む可能性がある。
グラフが示すように過去には、ソビエト連邦の解体や核廃絶運動が行われたことにより、世界終末時計は時間が戻ることもあるようだ。しかし、世界の環境をどれだけ改善しても、その改善が意味を持たなくなるポイントオブノーリターンを過ぎてしまっては、もう、何をやっても引き返すことができなくなるのだ。
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