逃げることは、悪いことじゃない




「逃げることは、悪いことじゃない」

この言葉はペパボこと、paperboy&coの創業者 家入一真さんの著書「こんな僕でも社長になれた」に出てくる名言である。

「逃げる」という言葉で始まって「逃げる」という言葉で終わっている本書には、このネガティブな言葉をプラスに転化して成功した家入さんの半生が綴られている。

貧乏、登校拒否、ひきこもり、両親の離婚、月収6万円で新聞配達……そんな僕が社長になった。
サービス開始以来50万人が利用した、No.1レンタルサーバー「ロリポップ!レンタルサーバー」を世に送り出し、「ナナロク世代」の旗手としてIT業界を牽引する、株式会社paperboy&co.社長・家入一真がその半生を余すところなく綴りました。
via amazon

人の一生にドラマがあるように、人が生み出すサービスにもまたドラマがある、ということを教えてくれる本書には、paperboy&coがマダメ企画という社名で合資会社から始まったこと(旧会社法時代には、有限会社でも設立に300万円必要だった)、「ナウでヤングな」というナウでもヤングでもないような言葉がなぜ、ロリポップのキャッチフレーズになっているのか、など、ロリポップというサービスの歴史が語られている。

私はちょっと不思議な名前で、「ナウでヤングな」というキャッチコピーを持つロリポップに前から興味があった。なにしろ、このブログが稼動しているサーバがロリポップのレンタルサーバだ。

本書を読んで、その秘密が少し分かった気がした。

逃げ続けた人生だからこそ、そのコンプレックスを武器に大きく飛ぶことができた。まるで、チョロキューみたいな凄いスピードで一気に。

家入一真さんの、そしてpaperboy&coの躍進は今も続いている。


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