松木語録@日本vsオマーン ブラジルW杯最終予選 2012/11/14




2012年11月14日、アウェーの地にて行われたブラジルワールドカップ最終予選の第5戦、オマーン戦。

日本は現在、グループ首位で独走状態。

勝てば5大会連続のW杯出場に王手がかかる。
しかし負ければグループを三つ巴・四つ巴にもしてしまうようなグループ争いの分岐点になる、そんな試合だった。

相手の選手は14人いる

今回の相手はオマーン選手だけではない。
気温35.3度。照り返しも含めると体感40度を超えるであろう気温は、特にこの時期10度を下回る欧州でプレーをする選手たちの体力を奪い取る、オマーンの12人目の敵だ。

そして、ピッチ状態は13人目の敵だ。
一見綺麗そうに見える芝の下は非常に固く、日本のピッチに慣れた選手は、ボールの伸びや弾みを調整しながら試合をコントロールしていかなければならない。

最後に、レーザー光線という武器を持つオマーンサポーターは14人目の敵だ。彼らの後押しは非常に強力だ。

事実、オマーンは直近3年間ホームで負けがない。

日本は最高の布陣で臨む

一方の日本側は、最高の布陣で試合に臨んだ。

えっ、香川と内田が出てないだろうって?

解説にセルジオ&名波&松木、ナビゲーター・進行に、川平慈英、前田有紀アナという日本最強の布陣で望んだ。

それでは、この試合の解説を行った松木安太郎さんの試合中の解説をご紹介します。

松木語録
選手の名前を呼ぶときに

(序盤、相手のボールをインターセプトした岡崎に対して)
「いいカットですね。9番、岡崎。」

(ルーズになったボールに素早く体を入れる本田選手に対して)
「その後のね、4番、本田選手の切り替えの早さ。」

(相手とのボールの競り合いで、うまく体をつかってゴールキックに逃れたシーンに対して)
「いい対応ですね、15番、今野」

選手名に背番号をセットで言うのが、お気に入りのようです。

相手と競り合う空中戦のボールで、相手に倒された川島選手に対して

川島選手はボールを見てますから、来ても自分は倒れないでボールを保持という風にキーパーいつも思ってますんでね、素晴らしかったと思いますよ。

キーパーはいつでも責任重大だ!

オマーンサポーターの声援で、声が聞き取れない状況に対して

マイク使ってってもね、どうかな?ってとこありますから。

選手同士の声が届かず長谷部選手が後ろからボールを奪われたシーンがありましたね。
オマーンサポーターは大きな敵ですね。

清武を中心に、作ったチャンスに対して

今日は暑い中でやってますから、こうやって、長く走った選手をなるべく単純に使っていく。動き出す選手が減っていきますんでね。
そういったことが必要になってきますね。

長い距離を走った選手をうまく使うという戦術は大切ですね。

運動量豊富な岡崎選手に対して

毎回言うけども、献身的な動きに頭下がるよね。毎回同じこと言いますけどね。

大切な事は、何度もいいましょう!

吉田選手のパスが短くなり、相手に取られてチャンスを作られそうになったシーンに対して

今のようなシーンですよね。本人は普通にパスしてるつもりなんだけど、芝がね、ちょっと上手く転がっていかないっていう・・

やはりピッチ状況は、日本の敵になりました。

素早いリスタートを繰り返すオマーンを見て

そうですね、今日のオマーンは、アウトオブプレー、すぐに、切り替えを早くするというのが今日のテーマのような気がしますよね。

素早いリスタートから何度かチャンスを作られました。
他のアジアの国も真似してくるかもしれませんし、日本は対策が必要でしょう。

長友選手から岡崎選手へのパスがスローインになったシーンに対して

今のね、長友選手から岡崎選手に出たボールなんてね、若干離れても間に合うんすよ。
でもこの暑さの中、やっぱりねどうしても見逃してしまうという。

暑さも日本の敵でした。

相手の積極的なボールチェイスが逆にコーナーキックに繋がったシーンに対して

このコーナキックはラッキーなコーナーキックですからね。一発もらっちゃいましょうよ。

もらちゃいましょう!

「田」の付く選手に気づいて

今日は、本田、前田と田の付く選手が、けっこう厳しいですよね。
他の選手のね、サポート、大事になってきますよね。

吉田もいるよ~。

ポストにあったった相手のシュートを見て

失点シーンでよくあるじゃないですか。人数が足りてたんだけど、誰もいってなかったっていうシーンがね、まさにね。遅れてますよね。
今野が行ってますけどね、あぶないね。あぶない。あぶない。あぶない。

これは相手の攻撃が単純にシンプルで良かったよね。

長友から岡崎へ出たパスが、相手に当たってゴールラインを割ったシーンに対して

コーナーね、あん、オフサイド?
なんか、あげてますよ。
あ~、ここか。あ~、ギリギリだ。

お茶の目目線のコメント、ありがとうございます。

最後に

日本代表は、清武選手の代表初ゴール、岡崎選手らしい追加点により、2-1で勝利しました。W杯王手になる試合、そして、素晴らしい解説を見れて幸せでした。

僕は、人間味溢れる松木さんの解説が大好きだ。

いい感じ!


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