【みんな知ってるあたりまえ知識】湘南モノレールはSuicaは使えない。





先日、ロケットニュースから【みんな知ってるあたりまえ知識】JRのキップは一度買えば無料で何度も「途中下車できる」という記事が公開された。

【みんな知ってるあたりまえ知識】JRのキップは一度買えば無料で何度も「途中下車できる」 | ロケットニュース24

そこには、こう書かれている。

1.JRのキップは無料で何度も「途中下車できる」
2.200キロまでなら2日間有効
3.翌日も続けて乗車券を使い続けられる
4.特急券はこのルールが適用されない

僕らは普段、JRを利用する場合、日を跨いで移動するということはなかなかないだろう。しかし、例えば長距離区間の切符の場合、1日で目的地の場合まで移動できるとは限らない。

そのような場合、JRの切符は途中下車してホテルに泊まろうが、前日使った切符を次の日も利用し、目的地に向かうことができるというのだ。

すばらしい、さすがはJRだ。では、これからの季節賑うであろう江ノ島・鎌倉方面に向かう湘南モノレールの切符の使い勝手はどうだろう?

湘南モノレールはどう?

1.湘南モノレールの切符は「途中下車無効」

湘南モノレールのキップには「下車前途無効」と書かれている。
つまり、一度途中下車したら、残りの目的地までの区間は無効になる。

湘南モノレールの出発駅と終点駅である大船と湘南江の島、そして、その間にある西鎌倉駅以外は自動改札機がないため、駅員が回収するシステムを採用している。

途中下車したら最後、あなたの切符は駅員に取り上げられてしまうだろう。

2.200キロも有効じゃない、というか全長6.6キロしかない
湘南モノレールは、JRが止まる大船駅から江ノ島エリアを結ぶ8駅からなる単線。その距離わずか6.6キロ、所要時間は13分しかない。


しかし、切符購入機に以下のような記述がある。

「終点で折り返すときは列車から一旦お降り下さい」

折り返して乗ることは許容しているのだろうか?それならば、1枚の切符でブランコのように行ったり来たりしてもいいのだろう。

3.翌日は続けて乗車券を使うことができない
購入した切符は当日限り有効になる。翌日にその切符を利用することはできない。ただし、往復乗車券を購入した場合、発売当日を含め、2日間有効だ。

湘南エリアに一泊して帰る場合に使うといいかもしれない。

4.特急券はルールは適用されない、というかSuicaすら使えない

湘南モノレールに特急という概念はない。というか、Suicaすら使えない。
JRから乗り換える場合は注意しておこう。

それでも、江ノ島行くなら湘南モノレール

江ノ島や鎌倉、湘南エリアに旅行に行く場合、あなたはどのような交通手段を選ぶだろうか?

車?

あなたは湘南の海が望める国道134号を走りたくて車で行くのだろうが、休日の134号は江ノ島から鎌倉、逗子方面にかけてかなり混んでいる。
それに、駐車場も探さなくちゃいけないぞ。

小田急江ノ島線?

電車での江ノ島へのアクセスは、小田急が一番早いだろう。
しかし、その道中に冒険感はない。

江ノ電?

湘南の風景に合う電車と言ったら江ノ島電鉄。通称、江ノ電だ。
多くの映画やテレビ・雑誌などに取り上げられているから、この電車に乗りたい人は多いだろう。

しかし、ちょっと待て。

江ノ電は、藤沢から江ノ島を経由して鎌倉を結ぶ線。

江ノ電の魅力である、海を眺める景色だったり、道路の真ん中を走る路面電車のような場所だったり、民家と民家の間を走るエリアなんかは、藤沢~江ノ島間ではなく、江ノ島~鎌倉にある景色だ。

湘南モノレール?

小田急江ノ島線でもなく江ノ電でもない、もう一つのアクセス手段。
そう。それは、湘南モノレールだ。

目的地が江ノ島ならもちろんのこと、あなたの目的地が鎌倉の場合でも、
「湘南江の島(モノレール)」から「江ノ島駅(江ノ電)」と乗り継ぐことでアクセスすることが可能だ。

最後に

今年の夏、あなたが湘南に遊びに行く予定があるだろうか?

湘南モノレールは、お台場などを走行する「ゆりかもめ」と違い、懸垂式という形式を採用しているため、走行中にかなりの揺れが発生する。

湘南モノレールに初めて乗ったであろう、とある女子高生はこう言っていた。

「すご~い。ジェットコースターみたい。」と。

湘南モノレールの「アトラクションの要素」と、江ノ電の「景色の要素」の融合。今年の夏は、このハイブリッドのアクセス手段で、湘南に遊びに行ってはどうだろうか?


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