【googleロゴ】タコのパウル君が天国からワールドカップを予想していた。




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ワールドカップ期間に入り、googleのロゴが毎日のようにワールドカップ仕様となっているようです。今日、6月17日はベルギー対アルジェリアの試合があったのですが、その時間帯のgoogleロゴが、2010年に惜しまれつつも亡くなったタコのパウル君になっていました。パウル君の頭の上には光輪が表現され、雲の上からこの試合の勝敗を悩んでいる様子が描かれています。

ワールドカップ期間らしい、粋なロゴです。

パウル君とは

ドイツのオーバーハウゼンの水族館で飼われていたマダコ。前回大会のW杯南アフリカ大会では、8試合全ての勝敗を的中させ、EURO2008では全6試合のうち4試合を的中させたことで、サッカーの試合を予想できるタコとして、世界的に有名になった。

勝敗の予想は、水槽に入れた2つの餌プラスチック容器に、ワールドカップで対戦する2つの国の国旗を貼り付け、パウル君がどっちの容器に入ったかで決定していたのだが、一部の専門家の間では、「タコは、特定の色を識別することはできないが明度や形の大きさを識別でき、横型の模様を好むため、ドイツやスペインの国旗が注意をひいたのでは?」と解説していた。

パウル君のその後

パウル君は、2008年1月にこの世に誕生し2010年10月26日にその幕を閉じた。

野生では1年から2年、飼育環境下では3年程とされているマダコの寿命は、W杯南アフリカ大会終了後、既に2歳半となっていたパウル君は既に高齢だったため、大会終了後は、水族館での本来の仕事戻った。しかし、その約3ヵ月後にタコとしては長い生涯を閉じた。老衰だったとしている。

パウル君を飼育していた水族館のシー・ライフは、パウルの功績を称えて、同施設にパウル君を模った記念像が建てられ、その下には、遺灰が納めているという。

パウル君が世界に与えた影響

スペインの優勝を占ったパウル君はスペインでは英雄となり、優勝メンバーの中心選手だったイニエスタ選手は、「パウルをスペインで胴上げしたい」とインタビューで答え、国民はパウル君の歌を唄った。一方の敗戦予想を的中させられたドイツ国民からは、恨みをかうコメントが流れた。

パウル君の死後も、世界各地でタコを中心とした生物の勝敗予想文化を生き続けた。東京都にあるエプソン品川アクアスタジアムでは、パウル君と同様にタコを使って、日本代表対コートジボアールの試合を占わせ、日本が勝利するという予想を導いたが、その予想は見事に外れた。

まだパウル君二世は見つかっていない。

参考:

リンク:googleロゴのdoodleがブラジルワールドカップ仕様になってる
リンク:日本、初戦勝利か W杯タコ予想


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