警視庁犯罪抑止対策本部のtwitter運用ポリシーが厳格すぎ
警視庁といえども、その多くの仕事は一般市民を対象に行っているだけに、twitterを使用した公務は欠かせないものになっているようだ。警視庁では、警視庁犯罪抑止対策本部という名前でtwitter公式アカウントを運用しているのですが、国民の税金で動いている組織だけあって、そのtwitter運用ポリシーが厳格に規定されていました。
本方針は、警視庁犯罪抑止対策本部のtwitterアカウント(@MPD_yokushi)の運用に関する事項について定める。
2.基本方針
@MPD_yokushiは、警視庁のメール配信システム「メールけいしちょう」にひょり配信されたメールの情報等を配信するものとし、原則として、関係機関以外への返信、通報及び相談の受理は行わない。
3.運用方法
@MPD_yokushiは、警視庁犯罪抑止対策本部の職員が以下のとおり運用する。
(1)発信する情報
ア メールけいしちょうにより配信された情報
イ 防犯情報
ウ 警視庁が主催する防犯イベントに関する情報
エ その他警視庁の取り組みのうち、都民の安全に資する情報
オ 担当者の発言
(2)他アカウントのフォロー
原則として関係機関以外のアカウントのフォローは行わないものとする。
ただし、平時と異なる対応が必要とされる場合は、政府機関、地方公共団体、外国の政府機関等の発信する関連情報についても、必要に応じてフォロー、リツイート及び返信を行う。
4.担当者の発言の性質
担当者の発言は、警視庁としての公式見解、方針等を示すものではなく、担当者の日常における経験、感想等を述べるものとする。
5.運用方針の周知及び変更
本方針の内容は、予告もなく変更する場合がある。その場合は、変更した旨を@MPD_yokushiを通じて周知するとともに、警視庁ホームページに掲載する。
平成25年3月8日
警視庁犯罪抑止対策本部
(たびたび登場する同僚から通常商品より高級感のある「うまい某」をもらいました。なんと通常商品の2倍の値段だそうです!どれだけおいしいのか楽しみです…)(甲) pic.twitter.com/0vPEUIV4FO
— 警視庁犯罪抑止対策本部 (@MPD_yokushi) 2014, 8月 5
(警視庁の食堂が改装されてから初めて利用しました。普段はお弁当なので利用する機会がありません。鶏つけ麺(そば)なるものを食べてみました。少し辛味のある汁でおいしかったです…)(甲) pic.twitter.com/Cr9T0UYQ2f
— 警視庁犯罪抑止対策本部 (@MPD_yokushi) 2014, 7月 25
.@haicut (いえ、いまのところカラオケに行く予定はありません…)(甲)
— 警視庁犯罪抑止対策本部 (@MPD_yokushi) 2014, 7月 17
なるほど、警視庁犯罪抑止対策本部のツイートには、twitter運用担当者の日常の感想などツイートの幅に一定の裁量があるようで、担当者の感想を述べるときは、括弧で括って発言するような方針になっているようだ。しかし、基本方針であった、関係機関以外への返信は行わないというポリシーは、途中で変更されたのか、守られていない。(いや、そうではない。返信しないことで一般市民がグレて、犯罪を犯すことを返信をすることで抑止しているのだ。たぶん。)
なお、警視庁には警視庁犯罪抑止対策本部の他に、
・警視庁広報課(@MPD_koho)
・警視庁採用センター(@MPD_saiyo)
・警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)
・警視庁刑事部『公開捜査』(@MPD_keiji)
の公式アカウントがあり、それぞれに対して運用ポリシーが規定されている。
参考:警視庁犯罪抑止対策本部twitter運用ポリシー、警視庁Twitter一覧
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