女性が格安スマートフォン(MVNO)に乗り換えない3つの理由




最近多くなった「メールアドレス変わりました」というメール連絡。本文を見ると、これまで使用してた携帯3大キャリアメール「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」から「@gmail.com」に変わったというものが多い。これはつまり、スマートフォンの契約キャリアをドコモ・au・ソフトバンクから、umobileやuqmobile、LINEモバイル、mineoといった格安スマホ(mvno)に機種変更したことを意味する。あなたの周りにも多いのではないでしょうか?

そのようなキャリアから格安スマホへの流れがある一方で、MMD研究所が調査した女性の格安スマホの所有率を見ると、女性高生が6.7%、女子大生が4.1%、既婚女性が 7.8%、独身女性が 11.3%と男性と比べると圧倒的に少ない。

「機種変すれば安くなるのに変えない。」という背景には、「安かろう悪かろう」の心理が働くのは理解できるが、ITmediaでは機種変更できない理由が3つあると分析している。

ざっくり言うと、
1つ目が「2年縛り」
2つ目が「キャリアメールでなくなる」
3つ目が「とにかく分からない」
だ。

1つ目の「2年縛り」は、携帯電話を購入する際の契約の都合で2年ジャスト(あるいは2年以降)で解約しないと違約金が発生してしまうのを惜しんで、躊躇しているケースだ。実際にMMDの調査結果のように、可処分所得の多い独身女性の格安スマホ移行率は高いのだが、学生は低いままである。おそらくこのような人は、ショップに行くと店員に「今解約すると損だから、それならこちらのコースに変更しては?」と説得されて納得してしまうタイプだ。悩んでいる時間もお金であると考えると、スパッと機種変していまうと良いだろう。

2つ目は「キャリアメールでなくなる」ということだ。文字ベースの通信手段にはLINEなどのメッセージアプリで十分なことは彼女達も分かっている。しかし通信を受信する側がLINEアプリを使えない親や、連絡先が唯一携帯電話のアドレス繋がりのような古い友人がいるために、キャリアメールが捨てられないタイプだ。しかし、携帯メールでの連絡が時代遅れであることは相手側も十分承知しているだろうから、仮に相手がメールアドレスが利用できず連絡がつかなかったからと言って気にする時代でもないだろうし、親であれば、最低限のLINE利用ステップを教えてあげれば、大抵は使えるようになるだろう。よく実在するモノを「1年間使わなければ一生使わない」という言い方で断捨離を進めることがあると思うが、電子データもその通りである。

3つ目の「とにかく分からない」は、このような理由は女性だけでなく男性にも当てはまることだと思うが、いわゆる「自分、メカに弱くて」というタイプだ。このようなタイプは単純に難しいと思い込んでしまっているだけであって、その割合が男性に比べて女性が多いのだろう。しかし、ざっさいに格安スマホを運営しいている会社も、そのような人のために思いっきり分かりやすく説明してくれるし、むしろ、既存キャリアの料金体系の方がわからないくらいだ。

もし、上記3つの理由で格安スマートフォンの乗り換えに躊躇しているのであれば、思い切ってショップに飛び込んでしまおう。話を聞くだけでもいいんだから。あるいは、既存のキャリア側の料金体系をメールアドレスだけの最低料金のプランにして(1500円くらい)、格安スマホの2台持ちにして、しばらく様子をみるというのも一つの手だと思う。


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